岡野 万里子さん インタビュー（3）

看護師をはじめ、
医療現場でも福祉の知識を持った人材が
ますます求められるように

Q今後の目標や将来の夢を教えてください。

今も毎日が勉強で、もっともっと実践を積んで、人間的にも医療相談員としても成長していきたいと思っています。院内職員の啓蒙活動、地域の医療機関や福祉機関との連携のさらなる推進など、やりたいことはいっぱいです。 また、社会福祉士としての医療相談の仕事は4年目ですが、今私が経験していることや蓄積しているノウハウ・知識を次の世代に引き継いで行きたいと考えています。部下の人材教育も行いながら、実習生の受け入れも始めました。次の世代の社会福祉士を育てることも、夢になりました。

Q入学を検討されている方へのメッセージをお願いします。

日本福祉大学通信教育部には、先にも述べた、卒業率、社会福祉士の合格率の高さ、スクーリングの多さなど、恵まれた環境がありますので、ここで学ぶことを、卒業生として自信を持ってお勧めします。
そして、特に看護師をはじめとする医療従事者の方へ。
私は、介護保険がスタートした頃から、医療現場も医療と看護の知識だけではダメだと思うようになりましたが、その傾向はどんどん強まっており、これからも福祉の知識を持った人材がますます必要とされるようになっていきます。しかし、社会福祉士の資格を持った医療従事者はまだ稀で、社会から強く求められています。
現場の仕事は体力のリミットがありますが、医療と福祉の知識を活かした相談員のような仕事は、年齢を重ねるほど信頼していただきやすくなる面もあり、ずっと続けていけるというよさもあります。
私も、仕事と子育てをしながら卒業することができました。多忙な中で「できるだろうか」という躊躇はあるかもしれませんが、今後、自分が何をしたいのか、将来のために何が必要かを考えて、もしもそれに合ったなら、ぜひ挑戦してください。