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森谷 扶公代さん インタビュー(2)
最後まで関われる成年後見を知り法律事務所へ
卒業生の弁護士、社会福祉士と協働
- Q法曹界で社会福祉士として活躍されています。法律事務所で働こうと思ったのはなぜですか?
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当初は相談員ができたらいいなというくらいだったのが、福祉の世界にどんどんのめり込んでいきました。
社会福祉士資格を取得した後、実際に施設の相談員になりましたが、どうしても最優先されるのは施設の利益で、利用者さんの利益ではないことなどに矛盾を感じました。次に勤めた地域包括支援センターでは、最後まで関われないことにジレンマを感じました。
そんな思いを抱えていた中で「成年後見」を知り、これならご本人のことを中心に考え、ずっと関わっていくことができると思い、その仕事を探して見つけた求人が、法律事務所でした。
法人内に卒業生の弁護士、社会福祉士がいて、役割分担や連携しながら業務を進めています。 - Q仕事の中で大学の学びが役立ったエピソードがありますか? 学んで変わったこと、得たことは何でしょうか?
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実習や演習を通して相談援助の基本を叩きこまれているので、土台がしっかりあると感じています。
相談援助を行う際、ソーシャルワーカーとしての価値観で実践できているかどうかを考えることができ、ぶれることがあっても振り返りができます。正解はないことなので、日々その繰り返しですね。
法の知識も付けてもっといい支援を 司法書士の勉強もスタート
- Qこれから、法曹界で福祉の視点はより必要となると思いますか?
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福祉の視点絶対に必要で、より求められると思います。
法曹に福祉の視点が必要なのと同じく、社会福祉士が法律を知っていればさらによい援助ができる、幅が広がる、と法律事務所で働き始めてから思いました。
ゆくゆくは自分も法的なものを含む相談にのることができるように法律の知識をつけたいと思い、最近では、司法書士の勉強も始めました。 - Q他にも目標があれば教えてください。
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まず、これからも後見業務にしっかりと取り組んでいきます。
さらに定年後は、後見業務で培った力を活かして、地元に貢献したいと考えています。独立型の社会福祉士として、生涯現役で活躍したいですね。 - Q入学を検討している皆さんへメッセージをお願いします。
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福祉に関わる仕事は、それまでの人生経験がものすごく役立ちます。私も遅いスタートで、卒業は52歳の時でしたが、年齢も関係ありません。 紆余曲折があったことも生かされ、「ありがとう」と言っていただける仕事に就けていることを幸せに思います。
動かなければ何も変わりません。動くことで、自分も周りも変わります。経験することは何一つ無駄にはならないので、ぜひ一歩を踏み出してください。
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