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宇佐見 典子さん インタビュー(2)

国家資格取得後すぐに出た福祉の現場
病院のPSWとして活躍

Q現在のお仕事について教えてください。

精神保健福祉士の試験に合格した3ヵ月後から、精神科単科の病院で地域医療連携室所属のPSWとして働き始めました。
精神科医療から思春期医療のユニット、医療観察法に基づく医療を展開するなど、幅広い取り組みを行っている病院です。そこで、外来・入院患者様やご家族の相談、受診依頼対応、入院諸手続き、障害者手帳や年金・自立支援医療に関する相談や社会資源の紹介、退院支援など、多くの業務に他職種とも連携して携わっています。
主に午前中は外来患者さんへの対応、午後は病棟の受け持ちの患者さんの入院中や退院後への対応が中心で、1日があっという間です。

身に付けた実践的知識を活用し
専門職の重みを感じながら働く充実の日々

Q学んだ内容や取得した資格は、その中でどう役立っていますか?

第一に、今の職場は精神保健福祉士の資格を持っていることが必須条件。合格前に内定をもらったのですが、もし不合格だったら内定取り消しということでした。
厳しいと思いましたが、実際に現場に出てみて、資格の勉強もしないでこの仕事に関わるのはとても怖いと感じます。今は、資格を持った専門職としての責任の重み、自信、意識を持ちながら業務に取り組むことができています。

また、精神医療は特別な法の中にあり、たとえば、障害手帳の取得方法やその申請資格についてなど、授業や試験勉強で身に付いた知識が日々実践で役立っています。

さらに全体で学んだ大きなことが、PSWの基本倫理。支援のために大事なこと、なぜ資格取得を目指すのか、取得してどうするのかといったことを何度も何度も問われ、書き、考え直すうちに余分なものがそぎ落とされ、最も大切なものが見えてきた気がします。それが、今の私の核になっています。

実習で得たこともあります。病院現場で、学んでいるものと現実とのギャップを目の当たりにし、どうしていいのかわからなくなったことがありました。その時、実習を担当してくれた日本福祉大学の卒業生が教えてくれました。「理想と現場とは違うけれど、基本に理想がなければ支援はできない」と。また、私たちは情報を伝えるだけで、決めるのは患者さんやそのご家族ですが、全部の情報をただ伝えればいいわけではなく、今その人に必要なものだけを伝えることが大切だということも教わりました。

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