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宇佐見 典子さん インタビュー
異業種から精神保健分野へ
国立病院機構病院
医療社会事業専門員
宇佐見 典子さん
Profile
愛知県在住。愛知県生まれ。宅地建物取引主任者の資格を取得して不動産業に従事している時に、精神福祉の仕事に関心を持つ。目標とした精神保健福祉士の資格を卒業時に取得し、病院でPSW(精神科ソーシャルワーカー)として活躍中。
専門的な知識を身に付けて
困っている人に必要な情報を伝えたい
精神保健福祉士を目指して入学
- Q入学を決意したきっかけを教えてください。
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離婚や長男との別離、長女の病気などを経験する中、後になってから、これを知っていれば使えたのにと思う制度などがたくさんありました。知らないから使えない。でも、困っている人は自分で情報を探す余裕も気力もなく、必要とするものに行き着かないことが多々あります。また、人から相談されることが増えたのですが、それに主観だけで答えていいものかと疑問を感じるようになったこともあり、専門的な知識を身に付けたいと考えました。
根拠を持って必要とする人に必要な情報を伝えられる仕事はないものかと思い、ネットで調べてみました。初めに候補に挙がったのは認定心理カウンセラーでしたが、民間資格であり、様々な協会があるのもわかりづらい。信頼性の高い国家資格ということで探したところ、たどり着いたのが精神保健福祉士でした。
しかし、その取得には私の場合、大学で4年間学ぶ必要がありました。離婚後に宅建の資格を取得したため、資格の勉強には抵抗がありませんでしたが、4年間という時間的なハードルは大きかったです。そのため全く現実的ではなかったのですが、何気なく母に「こんなのがあるんだよ」と言った時に返ってきた、「じゃあ、やってみたら」の一言がスイッチに。入学時期まで時間がなかったので、迷う間もなく入学を申し込みました。
自分なりのペースとやり方を見つけ
家族や友人のサポートを得て学習
- Q仕事と両立する上での学習方法について教えてください。
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勉強は主に夜、午後10~12時の間にやりました。最初は朝に試みたのですが、起きられないことが多く、そうすると1日を後悔で過ごしてしまうので。また、単語帳を作って隙間時間にも勉強しました。試験前は3~4時間に増やし、横になるとどっぷり寝てしまうので、座椅子で仮眠を取りながら頑張りました。状況などに合わせ、その人なりのやり方を見つけることができると思います。
- Q「大学生」になった時の、周りの反応はどうでしたか?
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両親にはサポートしてもらいました。私の入学と小学校への入学が同時だった娘は、母親が勉強していることを段々理解してくれるようになりました。友だちが気分転換に食事に誘ってくれたのもありがたかったですね。
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