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久保田 みずほさん インタビュー
NPOでの活動が充実。
資格を活かした仕事もスタート
認知症家族会副会長・
成年後見推進NPOスタッフ
久保田 みずほさん
Profile
東京都在住。宮城県生まれ。
祖父母ら身近な人が認知症で問題を抱えるのを間近にしたのを契機に、地域の認知症の人と家族を支援する組織に、続いて成年後見を推進するNPOの活動にスタッフとして参加する。卒業と同時に社会福祉士の資格を取得。
現在は精神障害者作業所に勤務。
認知症家族と関わる活動の中で、
ニーズをくみ取ること、
思いに寄り添う難しさを実感
- Q久保田さんが関わっている活動と、そこでの役割について教えてください。
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ひとつは、1992年に保健師さんが保健相談所内に立ち上げ、96年より独立したグループとして活動を行っている、認知症の人と介護家族を支援する会です。この会が目指しているのは、認知症を理解して支え合うことで心身の健康を維持し、よりよい介護を実現すること。電話やメールでの相談受付、会報の発行の他、なかなか外へ出せない葛藤を言葉にしてストレスを軽減し、情報交換をできるグループワークを開催しており、定例の勉強会や一般市民向けの講演会も行っています。
この会で私は、寄せられる相談への対応、勉強会や講演会の企画運営、会報の原稿作成などを担当しています。副会長の肩書をいただいていますが、何でも屋ですね。もうひとつは、その組織から派生して2006年に設立された、成年後見制度を推進するNPO法人です。この組織が目指しているのは、認知症や障害を抱える人が思いを大切にできる社会づくり、高齢期を自分自身で設計・選択できるようにすることです。講演会や会員の集い、専門家による無料相談会や、お茶を飲みながら気楽に悩みを話せるカフェ、ワークショップなどを開催し、自分自身のこれからをデザインするノートを作成・頒布しています。
ここでは先と同様の業務の他、今後、法人で成年後見を引き受けていく準備としてスタートした地域の見守り訪問も行っています。 - Q大学で福祉を学ぼうと思ったのはどうしてですか?
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2つの活動と関わり始めたことがきっかけです。認知症の方の家族は皆さん、大変な状況や思いを抱えていらっしゃいますが、グループワークなどで話をすることで別人のような明るい顔になって帰っていかれます。そんな場で縁の下の力持ちとして活躍しているソーシャルワーカーの姿を見て、憧れを持つようになりました。当時60代で、50代の時に資格を取得したという方でした。
また、スタッフとして関わりを深める中で、人の話を聞いてニーズをくみ取り、思いに寄り添うのは何と難しいのだろうと思い、基礎力をつけるため福祉を学ぼう、社会福祉士の資格を取ろうと決意しました。
不安をやわらげてくれた真摯な対応に、この大学にしようと決意
- Qたくさんある選択肢の中から日本福祉大学を選んだ理由は?
- 一度は通学制の大学も考えて数校の説明会に行きましたが、周りの学生さんより年齢が上ということもあって難しさを感じました。時間が拘束される問題もあるので、現実的に考えて、まず通信制の大学にすることを決めました。
ちょうど大学を選んでいた時、ある講演会に日本福祉大学の教授が来られたことで大学の存在を知り、その後参加した説明会で他のどこよりも親身になって話を聞いてくれ、不安な気持ちに寄り添ってもらえたことが決め手になりました。約20年ぶりに通う学校で、お金もかかることですので不安だらけでしたが、じっくり相談に乗ってもらえたので安心できました。
また、オンデマンド学習の便利さも魅力で、福祉分野で長い歴史のある大学ということも魅力でした。
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