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木村 圭佑さん インタビュー(2)

さらに大学院へ進学
現場の課題「連携」に関するスキルを養成

Q木村さんは卒業後、日本福祉大学大学院の通信で学びを深められました。
そのきっかけを教えてください。
大学進学の目的であった「保健・医療・福祉を大きな視点から学ぶ」ことは、卒業時に達成することができ、臨床においても、理学療法士以外の視点を身につけることができたと実感する機会も少なくありませんでした。しかし、その一方で、視点は確実に広がったものの、現実的に直面する問題に対し、自ら解決する力がまだまだ不十分であるとの認識に至りました。
たとえば、在宅高齢者の支援を考えた場合、主治医を中心とする医療サービスと居宅介護支援専門員などの介護サービス事業者との連携は必要不可欠です。その他にも、訪問看護と訪問介護といった介護サービス事業者同士の連携、回復期リハビリテーション病棟の理学療法士と訪問リハビリテーションの理学療法士といった同職種間における連携も必要です。つまり、多機関・多職種の専門職が関わる必要があり、専門職連携が行われることで、初めてお互いの専門性を活かす支援の実践ができます。
しかし、実際にはこのような場面において上手く連携をとることができず、問題が多発しているのです。
そのため、勤務先所在地の二次保健医療圏における専門職の連携や教育を主目的とする任意団体の活動を研究フィールドとし、大学院での学びを通して前述した問題に対する解決力を身につけていこうと考えたのです。
日本福祉大学大学院では特に、リハビリテーション専門職だけではなく、看護師や医療ソーシャルワーカー、居宅介護支援専門員、NPO法人代表といった様々な職種、立場の方と一緒に学べるということがとても魅力的で、迷わず出願しました。
Q大学院ではどんなことを学んだのですか?何を感じましたか?

まず、入ってすぐ後のスクーリングで行われた修士論文研究計画書の公開添削や、1年時に履修する領域演習で、当時、大学院の研究科長を務められていた二木学長からご指導いただいたことが印象的でした。
そして、大学院で行ったのは、理学療法士による理学療法士の研究ではなく、理学療法士の立場で直面している問題に、社会福祉の研究として取り組むということでした。その中で、問題に対峙するために必要な多くの知識や技術を学ぶことができました。
とりわけ専門職連携教育のツールであるケースメソッド教育との出会いは大きく、課程修了後に研究生としてさらに1年間、学ばせていただきました。
それが今日の職務や研究に活きています。

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