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坂本 通さん インタビュー(2)

Q経営全般について、不安はありますか?

日常的なお仕事の様子

日常的なお仕事の様子

現状では、特に大きな不安はありません。今の株式公開支援の事業は、特に営業で顧客を得るわけではないので、営利事業における事業展開での不安はありません。ただし、非営利事業としてのNPO活動にやや戸惑っています。というのも幼児福祉分野での純粋な活動は事業になりにくいので、地域の問題解決型のコミュニティビジネスとしての事業展開を模索しています。

Q問題が起こったときどのように対処、解決していますか?
営利事業としての株式公開支援やコンサルティングの取り組みは、ニーズとノウハウがあれば目的が比較的分かりやすいので今後の問題は解決しやすいと考えています。特にそれぞれの専門家と協働していますので、それぞれが専門分野において責任を持って役割を果たせば、問題があっても乗り越えられると思っています。株式公開の仕事は、最終ステップでは証券会社・監査法人・印刷会社などに委ねることになるので、私たちは内部支援としての立場で問題解決に当っています。
一方、非営利事業を推進する上では「理念」や「志」がそれぞれ若干異なる場合もあるので、具体的に対処する場合には、プロセスを大事にすることを心がけています。また、NPO活動として展開する上では、対価にならないニーズをどのように捉えるか、活動する上で蓄積される情報やデータベースをどのように効率的に活用するか、自分たちの活動の認知度をどのように上げていくかなど、今後の課題はいろいろとあると思っています。
Q企業活動以外の取り組みについてお聞かせください。

私は、地元プロサッカークラブの後援会にも所属しています。クラブの後援会には、「スチュワード活動」という貢献活動があります。サッカーの試合の運営支援として、スタジアム周辺のゴミ集め、場内の座席案内、車椅子観戦者の安全確保などが主な活動内容です。2010年度には後援会の設立15周年記念として、会員のためのスチュワード研修がディズニーテーマパークで行なわれました。
その研修の目的はディズニーの「ゲストサービス・フィロソフィー」を学ぶことでした。コンセプトや行動基準、そしてテーマパークの精神など、2名の女性スーパーバイザーから約2時間の講義を受けました。
座学の後は、キャスト12,000人が働くパーク内で、実際にショーを見ながら本当に教育が現場で活かされているかを確認しました。テーマパークの製品は「ハピネス」だそうです。私たちのスチュワード活動も同じだと感じています。「来場した皆さんに『スタジアムにサッカーを観に来て良かった』という幸福感を楽しんでもらうこと」が大切だと思っています。

Q今後の事業構想はどのように考えていますか?

私たちは、「未来を担う子どもたちが、夢を持てる社会を」を企業理念に、「夢を現実に」、「理想を未来に」、「未来を担う子どもたちに夢を」提供することを、事業を通じて展開したいと考えています。何よりも未来社会を築くのは、瞳を輝かすこどもたちだからです。大人が夢を実現するために地域社会で一生懸命頑張っている姿を子ども達に見せてあげることが大切なことだと考えています。そして、営利法人であれNPO法人であれ、夢の実現に向かって頑張っている人の「起業」へのお手伝いをするのがこれからの私たちの仕事だと思っています。今後の事業展開においては、NPO活動については未確定な部分も有りますが、せっかく卒業した日本福祉大学通信教育部でのネットワークを活かせるように、同窓会や地域学習会などを通じて新たな福祉ニーズとお互いの情報を共有したいと考えています。

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