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川村 大地さん インタビュー(2)
周囲に宣言、資格取得後の自分をイメージしながら
モチベーションを維持
- Q学習時間をどう捻出しましたか?
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奥さんが協力してくれました。土日が休みで週に1回宿直がある勤務状況ですが、21時に子どもを寝かせてくれたので、基本はその後23時までの2時間、宿直の時は20~22時を勉強時間にしていました。
テスト前などの間に合わない時などは通勤の車の中で音声だけ聴くこともありました。試験対策は確認テストや単元ごとのテストをプリントしてファイルにまとめ、それを見直して確認しました。 - Qどうやってモチベーションを維持していましたか?
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最初は大変でしたが、一度自分リズムを作るとそれが当たり前になって苦になることはなく、むしろやらないと不安といった感じでした。
金曜日は勉強しない日にしたり、土日もたまにはお酒を飲みに行ったり、家族で旅行に行くなどしてリフレッシュもしました。
あと、資格を目指していることを周囲の人に宣言し、いい意味で自分を追い込み、資格を取得して仕事を頑張っている姿をイメージして、自分ならできると言い聞かせていました。
資格試験に合格したいという気持ちも強かったし、家族の応援、協力にも応えたいとも思っていました。
今は専門職としての対応ができるように
視野が広がり、さらに待遇もアップ
- Q社会福祉士資格取得に向けた学習はどうでしたか?
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楽しかったです。最初は不安でしたが、学習しているうちに福祉って広いなぁと感じ、高齢者分野だけでなく、障害、子ども、貧困、経営、権利擁護、更生保護、地域福祉など、さまざまなことを学んで視野が広がりました。
相談援助演習で自分の生活圏の福祉課題を調べたのですが、普段は福祉の視点で見ることがなかったので、今まで住んでいて気付かなかったことに気付くことも。これはとても勉強になりました。 - Q資格や学んだことは仕事でどのように役立っていますか?
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社会福祉士、大卒の資格を得たことで待遇面でのアップがありました。来月からは社会福祉士の資格手当もつくことになりました。
そして、学んだことが実際の相談援助の際に役立ち、専門知識がすでに生きています。
自己覚知(※1)やバイスティックの7原則(※2)、逆転移(※3)など、知らなかった知識を身に付け、それを意識するようになり、自分の感情を客観的に見てコントロールできるようになりました。
以前は場当たり的な対応、感情任せの対応をしていたと、恥ずかしく感じるくらい、今では専門職としての対応ができていると感じます。
「専門職として不適切な事例
で自身の祖母に重ねる対応が挙げられた時、自分がまさにそうだったと気付いたシーンもありました。
幅広く学んで視野が広がったことも、仕事のプラスになっています。(※1)自己覚知:自分自身を理解すること。他者の理解に必要とされる
(※2)バイスティックの7原則:対人援助にかかわる援助者の行動規範
(※3)逆転移:カウンセラーがクライエントに特定の感情を持つこと
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