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石田 まゆ子さん 合格体験記
社会福祉士
石田 まゆ子さん
仕事、家事をしながらでも、やれば結果はついてくる
私は児童養護施設に38年勤めている保育士です。56歳の時に日本福祉大学の通信教育を始め、3年次編入し、社会福祉士に合格しました。
児童養護の現場は変則勤務です。施設によってその形態は違いますが、早番、日勤、遅番、夜勤時には宿直、断続勤務もあります。そんな中、自分の息子たちも成人し、長年自分の中で温めていた資格取得に取り組みたいと考えました。定年も近いですから、なんとか2年で資格を取りたいと思っていました。そのために、まず活字中毒の私が図書館通いを封印し、週刊誌の購読禁止を誓いました。実のところ図書館行きはやめましたが、週刊誌は1週のみやめただけでした。
資格試験の学習は「150点中90点取れば合格できるのだから簡単」と高を括っていました。ただ40年近く試験勉強などしていません。だからこそ、模試と対策講座はすべて受けようと思っていました。また通勤に1時間15分ほどかかります。電車の中で勉強していこうと考えていました。最初のスタートアップ講座を受けた時点で、すでに平成22年からの4年分の過去問をパソコンからプリントアウトして自分なりに学習を始めていました。しかし、対策講座を受けて学習方法を大きく変えました。これはあくまで試験対策であって、知識を得るためではないなと思いました。そこから参考書(社会福祉士合格教科書、国試ナビ穴埋めチェック)を2冊購入し、その参考書に沿って学習を始めました。2冊は違う出版社のものです。出版社によって問題の出し方が違い、同じ問題でも角度が違い、問題の理解が深まります。他にも福祉六法と障害者支援法の本も購入しました、しかしその2冊はほとんど見ることはありませんでした。持っているだけの安心感でした。オリジナル模試も受けました。実力確認編と実践編の2回受けましたが、あまりにできなくて、結果を開封できませんでした。試験間近に開封し見直しをしました。70点と72点というさんざんな結果でした。悪い結果は真剣に見ません、気にしません、切り替えます。
私の学習方法は書いて覚えることです。逆に書かないと頭に入りません。ノートに参考書を写して自分なりにまとめたりしていましたが、人物を覚えるために単語カードを使って、人物カードを作りました。それからは制度についてもカードを作って、参考書の単元ごとにカードにまとめてみました。そのカードが完成したら、そのカードを使って復習しようと考えていましたが…カードが完成したのは試験の2日前でした。
12月頭の本校でのスクーリングで先生方の激励会にはげまされ、助言を受けました。“今からでも間に合う”、“毎日3時間学習すればよい”、“迷わなくてよい、今の学習方法を続ける”と、それを実践しました。そのあたりからは必死でした。パーフェクト講座の名古屋会場はすぐ満員になり、申し込みが間に合いませんでした。東京に長男がいるので、東京会場で申し込みをして受講しました。本当に遅番の前、早番の後3時間、休みの日は7時間から8時間学習していました。甥の結婚式が試験日の1週間前にありましたが、そのときも学習道具を持って行って、待っている時間等に学習していました。試験日が結婚式と重ならなくてよかったです。
こんなに勉強したから受かるはずと試験に臨みました。しかし、いざ試験が始まると、「えっ!もっとできるはず…こんなこと知らない」という問題満載。解らない問題は5つの中からの選択だからと、今までの自分の知識を総動員して選択しました。午後からの専門科目は、はじめの15問ほどは簡単に感じました。マークシートに塗り間違いをしないように気をつけていました。迷った問題は、印をつけて後から確認しました。時間に余裕はありませんでしたが、見直しもできました。終了した後は「これはだめだな」とあきらめ、また次回も受ければよいと覚悟しました。
結果は、合格していました。やれば結果はついてきます。仕事をしながら、家事をしながらでも学習はできます。年齢も関係ありません。“為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり”を合格して実践できたように思います。
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