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法曹界×福祉 卒業生対談(2)

自由なオンデマンドを活用 スクーリングでつながりも構築

Q鷲野准教授:本学を知ったきっかけ、ここで学ぼうと思った理由は何ですか?

山本 雄三(やまもと ゆうぞう)

山本 雄三(やまもと ゆうぞう)
3年次編入
岡山県在住。高校卒業後、一般企業勤務などを経て、30代の時に専門学校で介護福祉士の資格を取得。特別養護老人ホームを経て、老人保健施設で介護職に就いている時に社会福祉資格の取得を目指し、卒業時に取得。在学中の2017年より「岡山パブリック法律事務所」に勤務。

山本氏:大学を卒業したいという思いもあり、通信制の大学で比較して考えたのですが、オンデマンドがあるので、当時の不規則な生活スタイルの中でも勉強しやすいということで選びました。

森谷氏:私も若い頃大学を卒業出来なかったので、大学を卒業したいという思いがありました。社会福祉士国家試験の合格率が全国的に高かったことが一番の決め手です。

Q鷲野准教授:実際に学んでどうでしたか?

西尾 史恵(にしお ふみえ)

西尾 史恵(にしお ふみえ)
4年次編入
岡山県在住。大学卒業後、法律事務所で事務員として10年勤務後、法科大学院に進み、司法試験合格。2009年より「岡山パブリック法律事務所」に勤務。3年後に後見専従弁護士となり、その業務の中で福祉を学ぼうと考え、卒業時に社会福祉資格取得。2019年8月、新開設の南支所長に就任。

森谷氏:選んで本当によかったと思っています。最も印象に残っているのはスウェーデン研修です。福祉観やそれまでの価値観を根底から覆し、今も私の中で福祉の原点になっています。
またスクーリングを通して、友達になった方とは今でも頻繁に交流があり情報交換しています。

山本氏:いつでもできると思うとつい先延ばしになりがちでした。でも、ライフスタイルに合わせて学習できる環境はありがたかったです。

西尾氏:とてもよかったです。一番は、時間がちょっと空いた時などに、持ち歩いているモバイルパソコンで勉強できたことです。

鷲野准教授:オンデマンドがあることで、生活に合わせて勉強がしやすかった、空いた時間を活用して学べるのがよかったということですね。

Q鷲野准教授:学習のペースなどを教えてください。また、苦労したことは?それをどう乗り越えましたか。

西尾氏:毎日やることが大切だと思い、少しずつでも必ず毎日やりました。朝早くと仕事が終わってから、あるいは合間に勉強していました。困ったときは、先輩に聞いたり、スクーリングでLINEを交換した人たちと情報を交換したりしました。

山本氏:早番、遅番、夜勤など、勤務がバラバラだったので毎日できる時間にやっていました。夜勤明けの休みに集中するなど、計画的に進めたかったのですが、実際はなかなかできなくて、時間が迫ってまとめてやることが多かったですね。小テストでは苦労しましたが、落ちては勉強しての繰り返しで何とかクリアできました。

森谷氏:最初は夜にやっていたのですが、寝てしまうことが多く、朝型に切り変えました。朝早く起きて勉強して1日1個クリアを目標にしました。モチベーション維持が大変でしたが、大学のSNSを活用し、スクーリングで知り合った人と教え合ったり、先輩からアドバイスをもらったりしたことでやる気も保て、孤独になりがちな通信教育の中で大いに役立ちました。

Q鷲野准教授:興味あるものに参加できるセッションスクーリングへは行きましたか?

西尾氏:登録したのですが、事情が変わって行けませんでした。残念です。

山本氏:「ソーシャルワークと専門職」に参加しました。周りの人と話し、どんな人が来ているかを知るいい機会にもなりました。

森谷氏:可能な限り参加しました。生の講義が聴け、行けば友達ができることもよかったです。その仲間とは今も交流が続き、仕事の相談もしています。全国につながりができたことで、情報を共有することができますし、支えにもなっています。

鷲野准教授:つながりが得られるのもスクーリングのいいところです。これから学ぶ方にもぜひ積極的に参加していただきたいですね。

大学での学び、出会いから 卒業生が協働する今へ

Q鷲野准教授:あらためて、皆さんの法曹界に入った経緯を教えてください。

西尾氏:事務員として就職したのがたまたま法律事務所で、その仕事を見て天職だと思いました。10年間事務員として働いた後に法科大学院へ進み、司法試験を受けました。最初は一般の民事事件や刑事事件に携わっていたのですが、3年程経った頃、成年後見関係事件が激増していました。後見が必要な方は自分が困っていることもわからないなど、法の救い手からもれてしまっている方がたくさんいます。にもかかわらず弁護士に成年後見関係事件を請け負う人がいなくて、それなら自分がと思いました。

山本氏:私は、実習先の老人保健施設で西尾さんと一緒になり、社会福祉士と弁護士が同じ職場で働いていることを聞いたのがきっかけでした。

西尾氏:ちょうど募集もありました。元々が全く違う業界ですから、大学へ行かなかったらこの世界に入ることもなかったかもしれませんね。

山本氏:あり得ませんでした。日本福祉大学で学び、あの出会いがあったおかげでここにいます。

鷲野准教授:本学での出会いが大きな転機になったのですね。

森谷氏:社会福祉士の資格を取得後、最初は施設の相談員になったのですが、施設の利益が最優先であることに矛盾を感じ、次の地域包括支援センターでは、最後まで関われないことにジレンマを感じました。そんな中で後見業務を知り、その仕事を探して見つけたのが当法人でした。入社面接の際に、相談援助演習で同じクラスだった西尾さんが、面接官の一人だったので驚きました。

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