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室 憲人さん 合格体験記

室 憲人さん

社会福祉士
室 憲人さん

~私の「社会福祉士国家試験」受験顛末~

私は、還暦を過ぎてから日本福祉大学通信教育部へ編入学しました。動機は、第二の職場である介護保険事業所の施設責任者として勤務する中でまったく「福祉」を知らないでいるのは、職員・利用者に対して失礼でないかと感じ始めたからです。 入学時点で目標を「社会福祉士」資格取得と定めましたが、これは卒業までの学習のモチベーション維持を目的にしたものであり、資格取得が最優先とは考えておりませんでした。そんな私が国家試験を受験し合格した顛末を述べさせていただきます。

まず、学習を始めて驚いたのは、とにかくオンデマンドで視聴する各科目の内容が恐ろしいほど理解できなかったことです。確認テスト・小テスト・科目修了試験とステップを踏んで進める学習方法は、大変良いシステムですが、各種理論や人名を単に暗記するだけでなくもう少し理解しながら学習する必要があると思いました。ただ、それには膨大な時間と手間がかかることになります。通学できる学生とは違っていつでも図書館へ行って調べることなどできないので、私はインターネットをフルに活用しました。また、昔の学生時代を思い出しつつ講義ノートを作成しました。こうして一日2~3時間の学習時間を確保し、調べ物やレポート作成は休日に集中して取り組みました。当初、続けられるか不安になりましたが、習慣になってしまえばさほど苦痛ではなかったです。

2年目は、春期試験でほぼ科目履修を終えましたが、9月~10月の実習や仕事の関係から7月以降は殆ど何もしていない状況でした。本当に受験について意識し始めたのは、実習修了間近に、実習指導者から「ここまでやったんだから絶対国試に合格してよ!」の一言がスタートのピストル音になったと思います。しかし、なかなか受験モードに入れないまま11月のスクーリングへ行き、そこで地元の「仲間」の面々の現状を聞いて大変な焦りを感じ、また「直前オリエンテーション」で最後の1ヶ月半でも望みを捨てずに・・・とのお話を聞き、ようやく受験モードのスイッチが入りました。

受験参考書を購入したのは12月に入ってからでした。それからはとにかく毎日2~3時間集中して読みました。特に正月休みを中心に休日には、ほぼ1日中集中して読み込みました。そのうち、私の弱点科目がわかってきて、そこはオンデマンドの確認テスト・小テストのダウンロードしたものや講義視聴ノートを引っ張り出して再度確認しました。こうして、無謀にも実質1ヶ月半の「受験勉強」で模試すら受けず国家試験に臨みました。

受験会場では、「日福の仲間」がなぜか近くの席に集中しており大変心強く感じ、昼食時間には早くも「ご苦労さん会」をどこで開こうなどとリラックスした会話が飛び出すありさまでした。しかし、さすがに午後になると緊張感が持続せず、途中で問題番号と解答番号がずれていることに気づいて、必死で問題をさかのぼって確認したりして、最終問題を解答し終えたのは本当に時間ぎりぎりで、見直すことなどまったくできない状態でした。

こうして書いてみると、よく合格できたものだと我ながら不思議に思いますが、①スロースタートしたが故に集中して受験対策ができたこと。②その前提として授業で理解できなかったところは、調べたりノートをとるなど自分なりになんとか理解しようと努力してきたこと。③職場にも社会福祉士国家試験を受験することを公言し自らプレッシャーをかけたこと。④スクーリングを通じて知り合った地元の「日福の仲間」や実習先の皆さんからさまざまなヒントや激励をいただいたこと。これらが重なり合って合格できたものと考えます。 

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