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卒業生×教員対談

自分のリズムやペースでOK!仕事や育児と両立して卒業へ

Q安藤准教授:日々の学習はどうしていましたか?モチベーションの維持方法は?

野中 美沙(のなか みさ)

野中 美沙(のなか みさ)
宮崎県在住。大学2年生の時に受けた公務員採用試験に合格し、大学をやめて市役所に入庁する。税務部に配属され、新人職員として仕事を覚えながら、科目等履修生を経て入学、卒業。現在は市の教育委員会に所属。

野中氏:平日は仕事を優先し、残業することもありましたが、帰宅後に決めた時間まで勉強しました。だから日によって時間数は違いますが、仕事は手を抜きたくなかったので。
ここまでと時間を区切ることで、講義の内容も一度で覚えようと集中し、その後は自由な時間と思うことでモチベーションを維持できました。
また、もう一度学ぶからには試験でもAを取ることを目標に、同じ10分でもより濃密にしようと、重要な所は同時にテキストにマーカーでチェックするなど、自分なりの工夫もしました。
眠くなったら途中で机に伏せて5分だけ眠ることもありましたが、オンデマンドは途中で止められるのも便利でした。 休日もプライベートの日、勉強の日とメリハリをつけました。

安藤准教授:野中さんは新人として仕事を覚えながらだったのですが、やり遂げました。時間数ではなくデッドラインを決めるというのもひとつの方法ですね。他の学生さんにも伝授したいと思います。

伊福氏:単位取得の勉強は在職中で、毎日の仕事も忙しかったですし、夜の晩酌も譲れませんでしたから(笑)、平日はすっぱりと諦めて休日のみ勉強しました。一方、実習を定年退職後に受けたことから、資格試験の勉強時間はたっぷり余裕がありました。

安藤准教授:と言っても、休日のプライベートな時間も必要だったのでは?

伊福氏:単位をできるだけ短期間で取ることをモチベーションにし、やりたくない時はやらないと決めたので、ストレスはほとんどありませんでした。家族には多少迷惑をかけたかもしれませんが。

安藤准教授:そうですか。片山さんは育児との両立ですが、どうしていましたか?

片山氏:私はきっちりとした計画が立てられる方ではないので、子どものリズムに合わせ、夜は早く一緒に寝て、夜中や早朝に起きられたら、そこから数時間勉強するようにしていました。起きられない時もありましたが。試験の時などは、その間だけ夫や実家に頼みました。

安藤准教授:在学中に出産され、お子さんに一番手のかかる時期と重なっていたのですね。

片山氏:はい。出産後の2ヵ月は、勉強はまったく手つかずでした。

安藤准教授:でもそのままにならず、リカバリーできたのですね。

片山氏:試験があるからここまでやる、というように勉強も育児も、目の前にあることを少しずつですが、着実にこなしていったという感覚です。無我夢中で、実は当時の記憶があまりありません(笑)

安藤准教授:子育てがひと段落してから、と考える方も多いと思いますが、育児の真っ最中でもやればできるということですね。

家族のサポートに感謝、勉強がむしろリフレッシュになる場合も

Q安藤准教授:苦労したことは?また、それをどう乗り越えましたか?

野中氏:苦労と言うか、仕事が忙しい時期に一度行き詰まったことがありました。勉強をする時間が取れず、全て中途半端になる気がして落ち込んだのですが、母親が話を聞いてくれ、「でも今やらないといつやるの?先はもっと時間が取れなくなるよ」と言って、励ましてくれたことで持ち直しました。
実は、大学をやめて役所に入ったのにまた勉強していることをどう思われるか不安で、しかも卒業できなかったら恥ずかしいという気持ちがあり、同僚にも友人にも言っていませんでした。が、職場の他の人が通信制大学で勉強していると聞き、「実は私も」と、相談できるようになり、周りにも支えてもらえるようになりました。
さらに、スクーリングで会った人の頑張る姿にも元気をもらいました。

安藤准教授:公務員で勉強している人は実際、結構多いですよね。スクーリングに参加すると、自分も頑張ろうという気持ちになれ、スランプ脱出の助けにもなります。

伊福氏:気分が乗らない時はやらないということを徹底していましたし、知らないことを勉強することが楽しかったので、苦労というほどのものは感じませんでした。
ただ仕事をまとめて休むことが出来ず、実習は在籍期間を延ばして退職後に行きました。在籍延長の制度が役立ちました。

安藤准教授:休学という方法もありますが、伊福さんは在籍延長を選択されたのですね。

片山氏:やはり子どものことですが、家族に協力してもらいました。
スクーリングの時は夫がみていてくれ、実習中は保育所に預けるつもりが直前に子どもが病気になったので、実習の最初の5日間は実家に頼りました。ファミリーサポートも時々利用しました。

安藤准教授:なるほど。大学で学ぶことが、社会資源や制度を知る、そして利用するきっかけにもなることもありますよね。

片山氏:色々調べるので、知らなかった便利なものも知ることができました。

Q安藤准教授:行き詰まった時はどのようにリフレッシュしていましたか?

片山 朋美(かたやま ともみ)

片山 朋美(かたやま ともみ)
埼玉県在住。映像編集や販売職を経て、サービス付き高齢者住宅で介護スタッフとして働く。一旦退職して入学後、第1子を出産。育児をしながらも卒業し、現在は以前の職場に復帰してパート勤務中。

片山氏:なるべく一人になれる時間を作り、保育所に子どもを送った帰りに音楽を聴いたりしました。

野中氏:読書と甘いもの、友達との会話です。本はソフトな内容のものでリラックス。料理やお菓子作りも気分転換になります。

安藤准教授:女性では特にそういう方も多いですね。男性では?

伊福氏:私の場合、仕事とは全く異なる分野の学びが楽しくて、むしろ勉強が仕事の息抜きになり、リフレッシュできる時間と捉えていました。

安藤准教授:確かに、忙しい中で勉強が楽しみになっているという人も多いです。

伊福氏:内容が全く違うことだから、より良かったのでしょう。

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