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卒業生対談
スクーリングでは多様な学友との出合いがあり、自宅学習では得られない刺激が・・・
Y.Yさん
神奈川県在住。以前は看護師として知的障害児通所施設や、老人デイサービスに勤務。2011年度に社会福祉士取得。現在は地域包括支援センターに勤務。
明星: みなさん、3年、4年生でのスクーリングに参加されたと思うのですが、どうでしたか。
Y.Y: 私はスクーリングがあってよかったと思います。家事やPTAの役員なんかで自分はすごく大変な環境で勉強していると思っていたのですが、私よりももっと大変な環境で学ぶ人がいることが分かって、そういう人たちに出会えたことで励みになりました。
H.S: 私も同感です。私も遠方からだったので正直億劫でしたが、本当に行ってよかったと思いました。
Y.M: 私も自分と違う環境の人たちと情報交換できて良かったです。今でもメールで連絡を取り合っている方もいます。
明星: 演習の内容はいかがでしたか。
Y.M: 私はKJ法を使った演習が印象に残っています。自分の考えと違った展開になるグループディスカッションが楽しく、いい経験ができました。
Y.Y: 授業や課題などで、自分の考えを深めて、整理できる機会を得られたことがよかったです。
H.S: 私のような福祉の現場経験のない人間にとっては、とても刺激になりました。福祉の勉強をしている実感を得ることができました。
明星: いろんな人がいる演習に対する印象や社会人学生であることで思ったことは?
Y.Y: 福祉は生活にかかわりがあることなので、経験有無はあまり関係なかったです。
明星: 演習のなかでのエピソードはなにかありますか。
H.S: 現場経験者とはベースの知識が違うことで、なかなか積極的に自分の意見を言い辛く感じていたのですが、言ってみると、みなさんが率直に受け入れてくれたことで、自信になった気がします。
明星: 現場経験者のY.Mさんはいかがですか。
Y.M: 生活の中でかかわりのあることなので、そういう意味では誰でも経験者だと思います。
国家試験直前講座でのポイントや「社会人は暗記よりも考えて解く!」と言う言葉が役に立ちました
H.Sさん
神奈川県在住。主婦。医療・福祉現場の人との良き出会いがきっかけで、社会福祉士の取得を決意し、2011年度に取得。育児が落ち着き次第、現場で働くことを目指している。
明星: いよいよ試験対策が始まるわけですが、どのように勉強をされました?
Y.M: 私は市販のテキストを使って勉強しました。2年間毎日3時に起きて、眠気覚ましのお風呂の中で読んでいました。
明星: 試験結果は、パソコンでご覧になりましたか。
Y.M: 発表日は待っていると落ち着かないので、山梨の温泉に行ってまして、発表時間に帰ってきて、女房といっしょに合格を確認しました。うれしくて二人でバンザイしました。
明星: Y.Yさんはいかがでしたか。
Y.Y: 実は大学が開催している明星先生の対策講座を受けたんですよ。最初の4月の講座を受けたときは全然ついていけなくて(笑) 12月の直前講座ではポイントを教えてくれたので本試験のときに役立ちました。「社会人は暗記よりも考えて解く!」という言葉が印象に残っています。
明星: それはいつも対策講座で言っているんです。覚えてくださっていて嬉しいです(笑)
H.S: 私は対策にとれる時間がまったくなかったので、正直あきらめていたのですが、スクーリングで知り合った方にハッパをかけられたことで、気持ちを改め、市販の参考書を使って勉強しました。国家試験というものを初めて受けたのですが、とても難しく感じました。受けた直後は、落ちたな、と思ったのですが自己採点ではまあまあでした。実は合格者がネットで公開される日を知らなくて、3日後くらいに自分の名前を見つけまして。主人もすごく喜んでくれました。スクーリングのときは、子供の面倒を見てもらったり、試験前も家のことがあまりできなかったりしたので。主人にもストレスだったと思います。
明星: 社会人でありながら学生をするということで、感じたことはありますか。
全員: 学生証を持てて、学生割引が使えたことがうれしかったですね。(笑)
明星: 学生の特権についてはどう思われますか。
Y.Y: 問題に対して解決を迫られること無く、じっくり考えることができる点でしょうか。
H.S: 聞きたいことが何でも聞ける点だと思います。
Y.M: 仕事では、教えることが多いのですが、学生としては、年下の人にいろいろなことを教えられ、それを素直に受け入れることができることですね。
明星: 学生生活を支えたものや、頑張りきれたポイントは何でしたか。
Y.M: 周りの人には絶対に社会福祉士を取る!と公言して自ら退路を断ちました(笑)
H.S: もう後がないという切迫感がありました。社会復帰したくても自分には何もできないことに気付いて、悩んでいたときに、娘が障害をもって生まれました。そのことで出会えた人々のおかげで、自分もみんなと同じように福祉の現場で活躍したいという強い思いが生まれました。あと、友達にも合格すると宣言して、自分を追い込みました。
明星: みなさんの今後の目標についてお話ください。
Y.M: 今の職場はケアマネージャー兼相談員として採用されたのですが、もっと現場を知るためにデイサービスで見習いをやっています。早く、一人前になって、利用者さんとのふれあいのなかで、社会に貢献できる存在になりたいです。
Y.Y: 自分の専門性を高めて、地域のためにシルバー人材派遣のコーディネートなどをやっていきたいです。
H.S: 私は勉強を始めたときから変っていない思いとして、自分の経験を生かして、同じように、障害をもつ子どものお母さんの助けになりたいです。
明星: これから日本福祉大学で学びたいと考えている人に向けてメッセージをお願いします。
Y.M: 決意と目標を決めることが大切だと思います。日本福祉大学のカリキュラムや遅れそうになったときにサポートしてくれる仕組み、自分の時間に合わせて学習できるオンデマンド学習などは自分が利用してみてよかったと思えるので、ぜひ、後に続いて下さい。
Y.Y: 働きながらの学習は苦労も多いですが、自分より大変な人もたくさんいます。まずはやってみることだと思います。たぶん大丈夫だと、今なら言えますね。
H.S: 私も初めはすごく迷っていたけど、迷っているなら、はじめるべきだと思います。はじめれば、世界がひろがって、とても有益な経験になると思います。
明星: ありがとうございます。自由な時間の多い通学の学生が4年間でやる内容を、家庭やお仕事がある中で学ぶわけですから、私たち教職員がどうサポートできるのか、ということも重要ですね。みなさん、貴重なお話ありがとうございました。
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