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田渕 友規さん インタビュー(2)
さまざまな講義を通じて磨いた“傾聴力”は、課題解決に大切な姿勢。
- Q『ふくし・マイスター』に関する学びで印象的なものは?
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『ふくし・マイスター』に関する科目はもちろん、それ以外の講義や実習の先生方も、つねづね“傾聴力”の大切さを言われていたことが印象に残っています。人との良好なコミュニケーションのためには、自分の思いばかり伝えるのではなく、相手の話に耳を傾ける姿勢が大切だと学び、心がけるようになりました。
- Qその学びは今の仕事にどう生かされていますか?
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その方がこれからどうしていきたいかをしっかり聞き、本人の意志を尊重したうえで、行政として何をすべきか、あるいは、できないことは何かを判断する。そんな課題発見や解決のために傾聴力を生かしています。
ほかにも日本福祉大学では、高齢者や障害者を他機関の専門家と連携して必要なサービスへとつなげるための、社会福祉の専門知識を学びました。また、実習やボランティア活動を通じて、教科書と現場の違いを知ることもできました。これらも仕事のうえで役立っています。一方で、現在の仕事で相談を受けることの多い介護サービスの知識を、もっと深く学びたいと感じています。 - Q仕事における今後の目標は? また『ふくし・マイスター』としてめざす地域貢献は?
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『ふくし・マイスター』に期待される地域課題の発見や解決は、まさに公務員が担当する行政の仕事そのものだと思います。現在働いている市は、私が生まれ育ったまちに隣接する、愛着のあるまちです。福祉の仕事を通じて、このまちを活性化したいという思いがあります。
その方法として考えているのが“認知症カフェ”です。認知症の方をはじめ、それ以外の方も気軽に集まり、つながりを築くと同時に、認知症への理解を深めてもらう場です。私は大学時代、認知症カフェに関心を持ち、ボランティア活動に携わったほか、卒論テーマにも選びました。ゆくゆくはこのような集まりの場を、市民の誰もが気軽に使える場として提供することが目標です。それが、多くの人がふくしの視点を持つことにつながり、一人暮らしの高齢者を地域で見守って孤立を防ぐことにもなると思います。 - Q入学を検討している人へのメッセージをお願いします。
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『ふくし・マイスター』の学びをはじめ、日本福祉大学で学ぶ福祉の視点は、何か特定の分野で求められるものではなく、どの職種でも役立つものです。また、傾聴力を含めたコミュニケーション能力を、さまざまな世代の人と関わりながら磨く機会があります。公務員でも一般企業でも、人と関わっていくうえで必ず役に立つ力を身につけられる豊富な学びが、ここにはあります。
その人の声に耳を傾け、本人の意思を尊重した支援を。
地域の人が気軽に集まり、つながりをつくれる場を提供したい。
『ふくし・マイスター』の学びは、人と関わるどんな職種にも生きてくる。
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