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全国で活躍する在学生・卒業生たち
栗原徹さん(05年3月卒業)社会福祉法人「エスポワールわが家」理事長
當山房子さん(05年3月卒業)有限会社「福祉ネットワーク・やえやま」代表取締役
NPO法人「うつぐみ」代表理事
井上肇さん(在学中)「生活クラブやまがた生活協同組合」理事長
特定非営利活動法人「結いのき」専務理事長
小林茂さん(05年3月卒業)社会福祉法人「浦河べてるの家」
べてる生活サポートセンター長、
サービス管理責任者長
土岐達志さん(09年3月卒業)うまか食品株式会社会長
障害者福祉関係の作業所や高齢者のグループホーム等を経営
坂本通さん(07年3月卒業)IR&tiea有限会社 代表取締役
伊藤純子さん(在学中)社団法人青年海外協力協会に所属し、JICA横浜でボランティア事業を担当
小林七子さん(07年3月卒業)NPO法人子育てコンビニ代表理事、
NPO法人みたか市民協働ネットワーク理事
岡部慎一郎さん(05年3月卒業)株式会社きらめき代表取締役、
NPO法人学童保育ざりがにクラブ理事

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土岐達志さんインタビュー(2)

60歳で社会福祉士合格目指してがむしゃらに勉強した

では、日本福祉大学に入学しようと思われたのは、なぜでしょうか?

先にも述べましたが、私は高校中退してすぐに、生活のために地元の製氷会社で働きました。中学の頃の同級生が大学生になった姿を見ると「自分だって!」という気持ちはありましたが、現実にはかなわぬ夢と思っていました。その後、見舞われた事故などの困難を乗り越え、会社を経営しながら、長年福祉に取り組んできました。現場で学んだことはたくさんあります。また、現場で生じるさまざまな問題や課題に対して、いろいろな方に助けてもらう日々で、日常的な福祉の問題や経営の問題を何とか乗り越えてきました。しかし、福祉の実践や事業の運営・経営に関しても改めて大学で体系的に勉強をしたいと思うようになったわけです。そんな頃、日本福祉大学の通信教育部が始まったことを知り、離島に住む私としても「これはいいぞ!」と思いました。ここから大学に行くには、まず島を出て長崎に下宿しないといけない。それが家にいながら大学の勉強ができるのですから、払う学費なんて安いものだと思いました。
ところが私には高校卒業の学歴がなかったので、まずは大検資格をとらないといけない。そこでインターネットで検索し、親切に解説指導してくれるサイトに巡り合いました。その頃は市会議員もしていたので忙しかったのですが、2か月間は猛勉強して、お陰さまで55歳で大検を初受験し合格することができました。それで晴れて日本福祉大学へ入学できたわけです。

入学して良かったことは、どんなことですか?

通信教育ですから、普段は誰も見ていないところで勉強しなければいけない。これは難しいことです。しかし試験のために一生懸命覚えた知識は忘れても、その体験は自分の中に残ります。それこそが自分の財産になると思います。また、私の場合は福祉関係の法律、制度について、現場の中で役立っているものも多いですね。4年の時、社会福祉士国家資格試験対策講座を受けたのですが、この時期は「この先もう勉強はしたくない!」と思うほど勉強しましたよ。息子夫婦と一緒に国家試験にも合格し、卒業できて本当によかったです。
妻にももちろん感謝しています。私は事業を始める時もグループホームを建てた時も、家族に相談もなく、突っ走って来ました。よくぞここまでついて来てくれたと今は毎日感謝しています。特にこの年で大学に入り、通信教育で学び、福祉の国家資格をとれたのは、家族、特に妻の理解と協力あってこそなのです。

障害があっても働きたい人は多い。もっと大きな作業所をつくりたい。

では最後に、今後の事業展開、夢について教えて下さい。

五島でも、障害があってもっと働きたいという意欲のある人はたくさんいます。しかし、雇用する受け皿が足りないのです。障害者が精神的にも経済的にも、自立して地域の中で安心して暮らしていける環境を整えていくべきです。今からさらに準備をして、将来的には別のもう少し広い場所で作業所をつくりたいと考えています。五島には大きな企業も少ないので、仕事は行政との連携や委託事業を受ける形で継続していくしかない面があります。


【土岐さんの似顔絵】

全国の条件が不利な地域においても、地域の需要はいろいろとあるはずです。地域に求められる福祉のあり方をきちんと勉強した人が、そうした環境をつくっていってほしいと願っています。五島のような離島を始め、全国の条件不利地域にも日本福祉大学の通信教育部に通う、あるいは卒業した方がたくさんいるはずです。ぜひ、そうした同志と一緒になって語り合い、地域福祉の発展にも貢献したいと思っています。


【作業所で受賞した賞の数々】

【作業所で働く皆さん】

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