ありますね。子どもの頃に読んだ手塚さんのマンガ、たとえば『鉄腕アトム』『ジャングル大帝』『火の鳥』などの世界観は、今でも自分の中心にあります。例えば、『ジャングル大帝』。動物の世界には、草食、肉食など、様々な動物がいますが、これらは人間社会では人種やイデオロギーなどの違いであり、それを動物の世界に置き換えて「理想国家とは何か」を描いています。「鉄腕アトム」は人間が作ったロボットという道具が、やがて進化して知能を持つようになり、人間社会と共生するための「ロボット憲法」なるものを人間がロボットに押し付けます。これは戦後の日本の「日本国憲法」の成り立ちと通じるものです。民主主義とは何かを問うマンガでした。
地域における生協活動も「結いのき」も『ジャングル大帝』を読んだ頃から目指していたことかもしれません。



私が通信教育部で学んだ1期生の頃は同級生にパワフルな人も多く、スクーリングの会場でも活発な論議がありました。でも最近感じるのは、全体的に福祉を学ぶ人は大人しく礼儀正しいといった印象ですね。それはそれで悪いことではないですが、もっと強く自分の理想を打ち出せる人、現場に波風立てるくらいの元気な人に福祉の現場に来てもらいたいと考えます。ただ単に資格をとるための学びではなく、「だれのための福祉か」ということを考えないといけないと思っています。私の感想ですが、福祉業界の人材で不足しているのは「リーダーシップ」と「マネジメント力」だと思います。特に資格者にそれが要求されているのではないでしょうか。今の日本にはまだ社会福祉マネジメントという分野で人が育っていないと思います。福祉の現場で、「問題解決能力」を育成するにも、「利用者主義」を推進するにも介助者の力を100%、いや120%引き出すことができるような、そんなマネジメント力が必要とされています。利用者さんとのマネジメント、地域社会とのマネジメントがこれからの福祉ではもっと求められていると思っています。
「結いのき」の枠、できることをもっと広げていきたいと考えています。具体的には、保育園がほしいです。現在のグループホームのそばに子どもたちの声を響かせたいですね。でもお金がないので、まだまだがんばらないといけないですが。夢はかならず実現させたいと思っています。


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