(2024年3月15日更新)

2024年度の開講は未定です。
開講可否は、2024年7月下旬~8月上旬を
目途に本ページ内でお知らせします。

科目等履修生でも受講することが可能なため、
2023年度末で正科生を卒業される方は、
2024年度以降に科目等履修生としての参加をご検討ください。

※下記は2019年度の募集要項です。参考としてご覧ください。

1.科目概要

(1)科目名・単位数

スウェーデン研修(フィールドスタディ科目)・4単位

(2)担当教員

藤森 克彦(フジモリ カツヒコ)教授、
訓覇 法子(クルベ ノリコ)元教授・現日本福祉大学福祉社会開発研究所客員研究所員

(3)概要

現代社会の変容に伴って人々が遭遇する社会的事故は多様化し、生活の安全が脅かされる。私たちの生活の根幹に関わる政策が、貧困縮小や生活の安全・向上を目的とする社会政策である。社会政策を国際的視点から見ると、選別的最低限保障を基礎とする日本の社会保障制度と異なり、スウェーデンは普遍的スタンダード保障を原則とする数少ない国のひとつである。福祉国家とは何か?特に、教育、労働、家族という基本的生活ニーズの充足という観点から、スウェーデン社会はどのように構築され、どのように機能するのか?事前学習と現地での見学ならびに見学を深めるセミナーによってスウェーデン福祉国家を考察する。同時に、スウェーデン福祉国家の生活安全保障制度を基軸として、日本の生活安全保障制度の特質とその限界性を批判的に検証する。

(4)学習目標

  1. ①現代社会政策に関する基本的な知識を国際的視点から修得する。
  2. ②スウェーデンと日本の比較を通して、国際比較手法に必要な知識を修得する。
  3. ③見学や現地の人々との交流によって、スウェーデンの生活習慣や政治文化などを学ぶ。

(5)評価・単位認定

現地研修と事後報告を兼ねたレポートの提出により、成績(A、B、CあるいはD)を判定する。
提出締切日:2021年2月24日(水)

※評価基準はA、B、Cを合格、Dを不合格とする。レポートの提出がない場合にはKとなる。

2.研修日程(予定):2020年2月9日(日)~2月16日(日)8日間(機中1泊を含む)

日程行程宿泊
2月9日(日)中部国際/成田空港出発 → フィンランド ヘルシンキ →
デンマーク コペンハーゲン着 →専用車でスウェーデン エンゲルホルムへ
エンゲルホルム泊
2月10日(月)~
2月13日(木)
エンゲルホルムおよび近郊地域の視察
講義と質疑応答
各日、エンゲルホルム泊
2月14日(金) スウェーデン エンゲルホルム出発 → スウェーデン ストックホルム着
ストックホルム市内見学・観光
ストックホルム泊
2月15日(土) スウェーデン ストックホルム出発 → フィンランド ヘルシンキ (機内泊)
2月16日(日) 中部国際/成田空港着  

※2月9日(日)は冬期科目修了試験と日程が重複しています。
予定されている試験については、秋期試験までに受験していただくようお願いいたします。

3.募集定員:25名程度

※一般参加の方と共同で開催する場合もあります。また、参加者少数の際は閉講する場合があります。

4.履修要件
(下記は2019年度の要件です。2024年度の要件は2024年7月下旬以降に本ページ内でお知らせします。)

以下の3点を満たし、選考課題に合格すること。

  1. ①以下のスクーリング科目を1科目以上履修(聴講生含む)、あるいは単位修得済であること。
    「障害者政策と自立支援」「社会福祉政策国際比較」
  2. ②『アプローチとしての福祉社会システム論』訓覇法子著(法律文化社)の読了。
  3. ③参加予定者に送付する「障害者政策と自立支援」「社会福祉政策国際比較」の講義資料の読了。

    ※渡航前に、配布資料を読み返す等、①のスクーリングで学んだことの復習を必ず行ってください。

    ※渡航経験、語学力等は問いませんが、英語での挨拶、自己紹介ができる程度の準備はしてください。ただし、視察は担当教員の通訳で実施するため、参加者全体を配慮し、視察中の質問等は必ず日本語で行ってください。

5.選考課題

  1. ①小論文提出
    「スウェーデンに行きたい理由と研修中の自己課題」をA4用紙1枚で論述
  2. ②提出方法、提出先
    提出方法:作成した課題ファイルを添付のうえ【nfu.jp】より提出
    提出先:【nfu.jp】→「お問い合わせ」→ 各種書類提出 → 「スウェーデン研修」
  3. ③提出期限
    2019年10月21日(月)10時 ~ 2019年11月18日(月)17時(必着)

6.選考結果発表

2019年11月21日(木)(予定) ※履修許可の発表をもって履修登録とします。

7.参加に際しての注意

  1. ①講義や視察のみでなく、食事や現地の方との交流等、宿泊施設で過ごす時間も研修の一環です。研修中は団体として責任ある行動をとっていただくことが原則です。なお、宿泊は1室2名宿泊が基本です(個室は別途費用必要)。
  2. ②パスポートを盗難・紛失した場合、再発行にかかる現地での交通費や再発行の手数料は自己負担となります。帰国日までに再発行が間に合わず延泊が必要な場合は、宿泊料や飛行機代等も自己負担となりますので厳重な管理をお願いします。
  3. ③万一、天候不順等により定められた飛行機の搭乗時間までに空港に到着できず、便の振替や宿泊等が発生した場合にかかる費用は、原則として自己負担となりますのでご了承ください。可能な限り空港近くの宿泊施設に前泊いただくことをお勧めします。
    また、自然災害、感染症の流行等によりやむを得ず渡航中止の判断をする場合があります。1ヶ月前、3日前、前日それぞれで判断をしますが、大学が中止を決定した場合においても、全額返金ができず、キャンセル料をご負担いただく場合があります。あらかじめご了承のうえ、お申し込みください。
  4. ④障害等をお持ちの方が参加を希望される場合、原則として支援者の同行が必要です。但し、事務室、旅行社との合議のうえ、自立して行動できると認められた場合には、支援者を伴わない参加を認める場合がありますので、必ず事前に事務室にご相談ください。
  5. ⑤心身に留意事項(疾病、障害)のある方、または不安のある方は、事前に必ず事務室にご相談のうえ、医師の診断書(渡航許可)をご提出ください。
    また、渡航時にインフルエンザ等に発症している恐れがある場合は、当日でも参加の見合わせをお願いすることがあります。個人の健康事由によるキャンセルについては、キャンセル料は自己負担となります。
  6. ⑥外国籍の方は、必ず事前に事務室にご相談ください。別途、ビザの発行手続きが必要な場合があります。
  7. ⑦帰国時のフライトキャンセル等のトラブルにより延泊が生じる場合があります。帰国日や帰国後1日程度は極力予定を開けておく等、渡航日程には余裕をもってご参加ください。

8.科目に関わる研修説明会の開催(可能な限りご参加ください)※2019年度時点

  1. 各スクーリングの昼休憩時間内12:45~13:15頃に、研修説明会を開催します(開催時間はあくまで目安です。昼休憩時に開始時間が前後する場合があります)。
    研修説明会の参加のみの場合は予約不要です。直接会場へお越しください。スクーリングを受講する場合には、履修登録または聴講申請をしてください。
地域 日時 科目名 会場
東京 6月2日(日) 論文・レポート作成基礎Ⅰ ベルサール三田
名古屋 8月31日(土) 社会福祉政策国際比較 明治安田生命名古屋ビルホール
東京 9月1日(日) 地域福祉と災害ソーシャルワーク あいおいニッセイ同和損保新宿ビル
東京 9月7日(土) 社会福祉政策国際比較 あいおいニッセイ同和損保新宿ビル
名古屋 9月8日(日) 福祉現場の人材養成 明治安田生命名古屋ビルホール
大阪 10月26日(土) 障害者政策と自立支援 松下IMPビル2階ホール
岡山 11月9日(土) 社会福祉と権利擁護 岡山国際交流センター
神戸 11月10日(日) 地域再生 神戸ファッションマート

9.履修者事前説明会 ※2019年度時点

下記の日程、会場にて履修者(課題選考合格者)を対象とし、説明会を行います。「研修のしおり」の配付、研修行程、渡航手続の説明を行います。いずれかの日程に可能な限り参加してください。

地域 日程 会場
東京2019年11月30日(土)11:00~日本福祉大学東京サテライト
大阪 2019年12月7日(土)11:00~ 日本福祉大学大阪サテライト
名古屋 2019年12月8日(日)11:00~ 日本福祉大学名古屋キャンパス南館

10.費用等について

  1. ①授業料  22,000円(選考結果発表後、履修登録を行い12月に学費引き落とし予定です。)
  2. ②研修費用 35万円程度(渡航費、宿泊費、食事代、燃油サーチャージ、旅行傷害保険含む)

    ※参考:2019年度 約33万円
    参加者数、航空運賃改訂等の事情により、費用確定は12月頃になります。
    宿泊は1室2名宿泊が基本です。希望者は個室も選択可能(別途費用が必要)です。

  3. ③渡航時は「成田空港」「中部国際空港」のいずれかの選択となります。
  4. ④現地集合や個人手配による航空便利用はできません。

11.問い合せ先

日本福祉大学 通信教育部事務室 スウェーデン研修担当
Tel 0569-87-2932 : Fax 0569-87-2308
【nfu.jp】→「お問い合わせ」→通信教育部事務室

12.研修のご紹介

昨年度の研修内容については以下のPDFファイルで閲覧ください。

昨年度の研修のご紹介

13.「訓覇スウェーデンセミナー認定同窓会」について

過年度に「スウェーデン研修」を履修した学生が中心となって結成した「訓覇スウェーデンセミナー認定同窓会」があります。本同窓会では、定期的な地域学習会の開催等「スウェーデン研修」後の継続的な学習を行っています。 詳細は「訓覇スウェーデンセミナー」facebookページもあわせてご覧ください(facebookアカウントをお持ちでない方もご覧になることができます)。

訓覇スウェーデンセミナー公式Facebookページイメージ

訓覇スウェーデンセミナー公式Facebookページ

お問い合わせ先(E-mail)
kurube.sweden.seminar@gmail.com

「訓覇スウェーデンセミナー認定同窓会」について

(訓覇スウェーデンセミナー認定同窓会リーフレットより抜粋)

 フィールドスタディ科目「スウェーデン研修」の参加者が中心になって、2010年6月に設立した『訓覇スウェーデンセミナー』は、研修後の継続的な学習を目的とする全国的な日本福祉大学福祉経営学部(通信)の地域学習会です。正科生だけではなく卒業生も対象とするために、日本福祉大学認定同窓会としても設立されています。

 セミナー設立のきっかけは、2007年度「スウェーデン研修」参加者の自発的な呼び掛けにより、2010年3月に広島市で開催した「スウェーデン研修」のフォローアップセミナーでした。「スウェーデン研修」で学んだことを日本に持ち帰り、日々の実践に活かそうと試みるが、現実の壁が厚く燃え尽きてしまいそうになる、もう一度研修仲間に会って今自分が抱えている問題や悩みを話し合いたい、燃え尽きず、実践を分析し、理論化し、現場での問題を解決できるようになるには、スーパービジョンを学ぶ必要があるという切実な思いから、訓覇スウェーデンセミナーは立ち上げられました。研修後も学び続ける、生涯学習の場をつくることの必要性を考えられた、研修担当教員である訓覇法子教授(当時)をスーパーバイザーとして、スーパービジョンの理論と実践の学習会を発展させてきました。地域学習会としてのセミナー開催にあたっては、通信学部事務室からも多大な協力と支援を頂いてきました。

 現在では、訓覇法子元教授のご協力によって、上からの管理・指導的なものではない、『自我を支えるスーパービジョン』(自我心理学にもとづくスーパービジョン)のセミナーを年3回開催しており、日本各地から毎回40名を超える参加者が集まる学習組織となっています。
 今後も定期的なフォローアップセミナーを地域学習会として開催することで、同窓生はもちろんのこと、日本福祉大学在学生に対する支援の機会を設け、また、大学事業へも貢献していく予定です。
 みなさまのご参加を心よりお待ちしています。