子どもの貧困の現状と支援
本科目は、各種データから日本の子どもの貧困の現状や背景を「見える化」すること、また、子どもの貧困の解決を志向して実践しているゲスト講師の話や受講生同士のグループワークを交えて主体的に取り組む内容となっていること等に独自性がある。子どもの貧困は社会の持続的発展にとって、その解決が不可欠な課題である。いまの日本では、子どもの7人に1人が相対的貧困状態にあり、とくに、ひとり親世帯の子どもの相対的貧困率は先進国の中で最悪というデータもある。さらに、新型コロナウイルス感染症の影響が追い打ちをかけている。まず、先行研究、調査データや行政統計等から、子どもの貧困の定義・現状・歴史と背景、海外との比較等を学ぶ。つぎに、施行されている「子どもの貧困対策の推進に関する法律」や様々な「子供の貧困対策」を子どもの人権保障という視点から検討するとともに、子ども食堂など全国各地での住民参加の支援活動のあり方を考える。
科目名 | 子どもの貧困の現状と支援 | 単位数 | 2単位 | 科目形態 | スクーリング科目 |
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担当教員 | 後藤澄江 |