ケアマネジメント入門
ケアマネジメントの基本理念や目的を理解し、自立した生活を継続するための包括的な支援としてのケアマネジメントプロセスについて学ぶ。ケアマネジメントは、一般的に①インテーク→②アセスメント(情報収集と生活課題の分析)→③プランニング(個別介護目標の設定と計画・立案)→④サービスの実施(ケア実践)→⑤モニタリング(中間評価)→⑥サービス評価→⑦再アセスメントのプロセスを経ていく。それぞれの段階においては、それを支える理論が基盤となっている。その理論の整理をおこない、介護現場におけるそれぞれのステージの課題を抽出することが学習目標である。また、自立支援、特にクライアントの意思決定支援の具体的方法、利用者ニーズのとらえ方、福祉現場の不適切ケア、権利擁護等について学ぶ。利用者主体性の原則から考えれば、フェルトニーズ(デマンド)を重視するが、専門的視点からのノーマティブニーズをどのように反映していくかが大きな課題でもある。例えば、食事場面の「経口」か「経管」か、「安全」か「自由」か、「行動制限」と「拘束」の違い、尊厳あるケア実践とは。実際の介護現場で起こる価値観の違いを理解して、どのように多職種連携によるチームアプローチを実践していくかなど、事例を通して議論を行っていく。
●担当する教員は、福祉施設で相談援助業務に従事し、かつ社会福祉法人理事長である教員が、その経験と知識を元にケアマネジメントについて講義を行う。
科目名 | ケアマネジメント入門 | 単位数 | 2単位 | 科目形態 | スクーリング科目 |
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担当教員 | 綿祐二 |