地域共生社会と相談支援の仕組み
国が提唱している「地域共生社会」は、①住民の福祉活動の推進、②福祉分野の相談への柔軟な対応、③福祉分野全体、さらには関連分野との協働による相談支援の仕組みづくりなどが求められている。まず、この構想はけっして新しい理念ではなく、福祉関係者がこれまですすめてきた、長年の実践に依拠しているものであることへの理解が必要である。また、「地域共生社会」の実現に向けては今後、解決すべき課題を明確にして取り組みをすすめることも必要となる。2021年4月には、「断らない相談」の実現を目指して法改正が行われるが、各地域においては、新たな相談支援の仕組みづくりを目指し、実践を重ねることが期待される。本講義では、地域共生社会、地域福祉の理念と事例を紹介するとともに、今後の展開を目指して、具体的な実践方法を学ぶ。
科目名 | 地域共生社会と 相談支援の仕組み |
単位数 | 2単位 | 科目形態 | スクーリング科目 |
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担当教員 | 渋谷篤男 |