福祉現場の人材養成
人材育成とは、長期的な視野に立ち、個人の成長を促進するため、必要なことを習得できる環境を与え、整えることである。福祉現場という組織において、将来的に不足する知識・技術の獲得し、福祉専門職としての適性のある人材の育成、組織の目的に貢献していく能力を開発することが重要である。福祉経営における人材育成という観点でみれば、社会保障制度が目まぐるしく変わり、1990年代の社会福祉基礎構造改革以降、大きく変化した。措置から契約へ移行した福祉現場におけるキャリア形成をキャリア理論も含めて幅広く議論していく。福祉現場は、多くの専門職がチームで利用者のケアや支援に携わる。それぞれの専門職の役割や多職種連携の具体的方法、リスクマネジメント、キャリアパスシステムの構築、福祉現場における人事考課システムの在り方、福祉現場の働き方改革、採用・評価・人材育成・報酬・労使関係など、具体的な人材マネジメントのあり方などをグループワークのディスカッションを通して学んでいく。先駆的な人材マネジメントを展開している福祉施設の事例なども紹介していく。
●担当する教員は、福祉施設で相談援助業務に従事し、かつ社会福祉法人理事長として27事業所を経営している教員が、その経験と知識を元に人材育成について講義を行う。
科目名 | 福祉現場の人材養成 | 単位数 | 2単位 | 科目形態 | スクーリング科目 |
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担当教員 | 綿祐二 |