福祉現場の人材養成
「福祉専門職」は何をすべき職業か
福祉現場における支援実践は、多くの命題的理念が基盤にある。その理念・理論によって福祉専門職は成り立っている。自己の業務を振り返り、その基盤になっている理念・理論を整理して、福祉専門職の業務の意義について再確認を行う。福祉専門職の業務は多岐にわたり、客観的に業務を整理することで課題が抽出される。実際に、職員達がどこでつまづき、どこで悩んでいるのか、業務の棚卸しを行い、福祉専門職としてのキャリア形成を行っていくのが第1目標である。
命題的理念を福祉現場で具現化し、福祉専門職の専門性の確立をおこなう
実際の福祉現場の支援の事例を通して、理念・理論と実践の乖離の現状を明確化していく。福祉現場では、多様な価値観の中でチームを組み、ひとつの目標に向かっていく。そのためにコンセンサスを持つことは非常に重要であり、しかしながら大変難しい。それぞれの専門家にはそれぞれの価値観がある。福祉現場では、その乖離を融合していくための討論を行っていくことが非常に重要である。本講義では、自分の価値観を他者の価値観とぶつけることで、議論の解決の糸口を見つけていくことを第2の目標とする。その後、職場環境の整備、チームアプローチの方法、リスクマネジメント法など具体的な方策まで言及していく。
障害者福祉施設で相談援助業務に従事し、かつ社会福祉法人理事長である教員が、障害者福祉現場における課題や人材養成に関する講義を行う。
科目名 | 福祉現場の人材養成 | 単位数 | 2単位 | 科目形態 | スクーリング科目 |
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担当教員 | 綿祐二 |
- 社社会福祉士国家試験受験資格指定科目
- 精精神保健福祉士国家試験受験資格指定科目
- AAFP資格試験受検資格指定科目
- 必必修科目(「福祉経営序論」はオンデマンドかスクーリングのいずれかを、「スタートアップセッション」はオンデマンドを必ず履修してください。「スタートアップセッション」はスクーリングでの開講はありません。)
- 新 1、2、全新1、2年次入学生全員履修科目