精神障碍者と福祉実践Ⅰ

本科目では、統合失調症を中心にして、精神障碍者のことを様々な側面から知ることを目指す。精神障碍者や家族が、これまでどのようなプロセスを辿り「いま・ここに」いるのかや、いかなる社会的背景のなかで暮らしているのかについて、想像力を膨らませ、理解できるようにする。また、精神保健福祉士が、どのような魅力と可能性を有する専門職であるのかについても、第一線で活躍している者の話等を通して、理解を深める。さらに、「自分が精神保健福祉士になる・精神保健福祉士を活用する」等、様々な「自分及び自分たちができること」について考える機会とする。そして、精神障碍者や家族に対する実践的な支援のあり方について学ぶことを目的とするものである。

精神科を持つ病院や福祉施設で精神保健福祉士として勤務した経験のある教員が、精神保健福祉に関する講義を行う。