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岡野 万里子さん インタビュー

医療・福祉の融合視点を
活かしたポジションに

岡野 万里子さんさん

市立病院
地域連携室主幹・看護師長
岡野 万里子さん

Profile

兵庫県西宮市在住。兵庫県神戸市生まれ。看護師を志した姉の白衣姿に憧れて同じ看護の道へ進む。専門学校卒業後、別の病院を経て、95年頃から現在の病院に勤務。その後に外来看護副師長となり、病棟勤務から外来勤務へ異動。その中で、介護保険制度が始まった頃から感じていた医療・福祉の融合の必要性への意識をさらに高め、日本福祉大学通信教育部で学ぶことを決意する。在学中に外来看護師長に就任、卒業から約1年後に地域連携室主幹に就任。その組織体制づくりにも尽力する。09年社会福祉士資格を取得。プライベートでは2人の男の子の母。

病々連携で医療の質を向上
医療相談などで地域を支援する

Qお勤めの地域連携室について教えてください。

市立病院の中に設置されている地域連携室は、「市の中核病院」、つまり地域の医院や診療所と大病院が連携し、役割を分担することで、患者さんにとってより質の高い医療を実現させるために、その橋渡しをする連携窓口です。また、市役所からの紹介がある他、市の広報物などに「医療相談」として電話番号が公開されており、市民の方の直接の電話相談も受けています。さらに市役所で週1回、「よろず相談コーナーとして医療や介護の相談を行ったり、病院や公民館で健康に関わる公開講座を開催したりもしています。
退院支援以外にも、病棟や外来、地域包括支援センターやケアマネージャーから連絡を受けた困難事例では、現状を把握するために現地まで出向くこともあり、また、権利擁護センターと連携して成年後見制度を進めるなど、携わる業務は非常に多岐に渡ります。
スタッフには、MSW(Medical Social Worker:医療ソーシャルワーカー)やPSW(Psychiatric Social Worker:精神科ソーシャルワーカー)の資格を有する者もおり、質の向上と人材育成も積極的に進めています。

Qその中で岡野さんが担当するお仕事は?

地域医療の連携窓口と相談役を担う

地域医療の連携窓口と相談役を担う

現在、地域連携室の主幹、および看護師長として勤めています。連携室のスタッフは、副病院長が兼任する室長の下に、私を含めて全9名。事務職を中心にした紹介窓口などの前方支援のグループ、看護師・MSWを中心とする医療相談などの後方支援のグループに分かれており、その両方を私が管理しています。
それと同時に実務全般に関わり、紹介窓口の活動の他、主に医療相談担当として、病院内外の医療相談と退院支援の活動を行っています。「よろず相談コーナー」や、公開講座の企画運営、受付まで、室内の分担ローテーションの中で、あらゆる業務を担当しています。

病棟から外来に移り、
社会的問題を抱える多くの患者さんと接するように
看護師としての将来も考慮して大学へ

Q福祉を学ぼうと思ったきっかけは?
介護保険制度が始まった頃から、医療・福祉の融合の必要性を感じ始めていました。それがより強くなったのは、副師長になって病棟から外来勤務に移った時。日々接する患者さんに社会的な問題を抱えている人が多かったことから、福祉の知識があればもっとよい対応ができるのではないかと考えました。また、看護師の現場の仕事はいつまでもできるわけではないので、将来を見越し、可能性の幅を広げたいという思いもありました。
実際にアクションを起こすきっかけになったのは、2年目に専門的に看護管理の勉強をしてはどうかと勧められたことです。私の勤務している病院は積極的に勉強を勧める体制があるのです。勧められた看護管理ではなく、前から必要性を感じていた福祉を学ぶことにしたのですが、上司や同僚、医師からも「頑張って!」と背中を押してもらえました。

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