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石川 朋さんインタビュー

マネジメントのプロフェッショナルへ

石川 朋さん

高齢者地域福祉連携施設 アリス甲子園事務係長
石川 朋 さん
1年次入学

Profile

兵庫県西宮市在住。1年間のアメリカ留学を経て高校を中退し、大検合格。大学入学もすぐに中退。その後政治の世界に入り、神戸で3年、愛知で6年国会議員秘書を務めた。議員秘書として地域の人々と関わった経験から、地域における福祉の重要性を実感し、2012年に社会福祉法人豊中ファミリーの高齢者地域福祉連携施設アリス甲子園の開設準備に従事。福祉の専門知識を高めようと日本福祉大学通信教育部に入学した。現在は事務部門の責任者として施設・組織の管理業務を行いつつ、大学での学びを深めている。
(年齢や役職等は取材時のものです)

国会議員秘書から福祉の世界へ

Q石川さんが福祉の世界に入った経緯を教えて下さい。

現在の職に就く前は、約10年ほど国会議員の秘書を務めていました。選挙区の地域担当秘書として、地域での活動や行事の参加を通して地域住民と関係を築いてきましたが、地域、行政への要望や相談などさまざまな声を聞きました。中でも多く聞かれたのが介護や福祉に関する相談で、地域における福祉の重要性を実感しました。そんな折に、特別養護老人ホームやグループホームを中心とする高齢者施設の開設準備に携わる機会を得て、この世界に飛び込んだのです。2011年より開設準備に携わり、現在は同施設の事務部門の責任者として施設・組織の管理業務や地域連携に従事しています。具体的には役所への申請書類の作成、職員の採用や人事などの労務、会計などがありますが、地域の自治会や老人会との交流、地域ボランティアの受け入れなど地域住民との連携にも力を入れています。

Q日本福祉大学への入学を決めた理由は何ですか?

開設準備室で仕事を始めた当初、福祉の現場は全くの未経験。働きながら福祉の専門知識を身につけようと、通信制で学べる大学への入学を決意しました。私はマネジメントのプロフェッショナルとして地域の実情やニーズを把握し、必要とされる福祉サービスを提供したいという思いがあり、「経営マネジメント」という視点で福祉を学ぶ日本福祉大学は自分の方向性にもっとも適していると感じました。また、オンデマンド学習や全国で行われるスクーリングにも魅力を感じました。

オンとオフを明確にしてメリハリのある学習を

Q日常の学習方法について教えて下さい。

残業で帰りが遅い日もあるので、平日の勉強は週3日とメリハリをつけて勉強しています。その代わり、定時に帰宅できる日や休前日などは時間をかけ集中して学習。ネットでのオンデマンド学習を利用して、効率よく単位を修得できたのは助かりました。また、週2回の休日のうち1日は学習、もう1日は家族で出かけたり友人と趣味のゴルフに行くなど、オン・オフをはっきりと分けることで充実した毎日を送っています。私には4才と1才の娘がいるのですが、育児に追われながらも休日のスクーリングに快く送り出して私の勉強を応援してくれる妻には感謝しています。育児の負担が妻に偏ってしまうのが心苦しいのですが、平日の休日は長女が幼稚園に登園している間に学習し、娘の帰宅後は子どもたちと一緒に遊ぶようにしています。

Q学習のモチベーションをどのように維持していますか?

「4年間で124単位を修得し、卒業する」というノルマを自分に課しており、社会福祉士の資格を取得することで自分の専門性を高めてキャリアアップに結びつけるという明確な目標を立てています。同じ職場に日本福祉大学の通信教育部を卒業した職員がいるので、いろいろとアドバイスを受けたりずいぶん励まされました。また、スクーリングで知り合った同級生から3年でほとんどの単位を修得したと聞き、自分も頑張らなければと刺激を受けています。

Q働きながら大学で学ぶ魅力を教えて下さい。

日々の業務が大学の学びと直結しており、学びと仕事が両輪となって自分を高めていると実感しています。これは社会人になってから大学で学ぶことの醍醐味ではないでしょうか。大学で学んだ法律の知識を活かして、施設利用者からの相談に対して適切な対応が行えたこともありました。また自分ひとりでは対処できない問題が発生した際に、どんな専門職の方に相談したらいいか、どのような医療機関・行政機関に繋げていけばよいのかなど、福祉をとりまく社会的な連携を把握できるようになりました。
社会福祉士の現場実習では自分の職場とは異なる職場を体験し、自分の職場の改善点や継続すべきことを再認識するなど大いに得るものがありました。私は2年次より大阪のスクーリングに参加し始めましたが、多種多様な人と出会う面白さにはまり、今では岡山のスクーリングにも足を延ばして参加しています。福祉と一口にいっても、働いている現場によって立場や考え方が異なり、福祉をさまざまな視点から学ぶことができる貴重な機会となっています。

Q今後の目標をお聞かせ下さい。

まずは社会福祉士の国家試験合格をめざして受験勉強に励みたいと思っていますが、合格はゴールではなく学びのスタートライン。学びの歩みを止めず、福祉施設の経営マネジメントはどうあるべきか、自分は社会の中でどういう役割を果たすことができるのかといったことを、常に問い続けていきたいと考えています。

Q入学を検討されている皆さんへメッセージをお願いします。

日々忙しく働いていると、どうしても自分達だけの視点で物事を捉えてしまいがちです。しかし福祉を考える上では、自分達だけの意見や発想だけでなく利用者や家族をはじめ、他職種や地域、行政など、より多様な視点を持ちニュートラルに物事を捉える意識も必要だと思っています。大学で学ぶことで視野が広がり、日々の業務も多角的な視点で見ることができるようになりました。より仕事を楽しむためにも、入学を検討している方には、ぜひその一歩を踏み出して欲しいと思いますね。

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