ここからページの内容です

学生×教授対談1(2)

【学んでみて】多彩な学問領域を各専門家から学べるのも特徴スクーリングを通しての分野も立場も異なる仲間との出会いに刺激を受ける

Q実際に学んでみてどうですか?どんなものが得られていますか?

手島氏:仕事の後は疲れていてできないことも多く、元気のある時にまとめて進めています。その中からも、現在の職場に関わる、実践的な知識が得られることが数多くあります。

教授:福祉というと、車椅子介助といった直接的な処遇だけを考えがちですが、そうではありません。福祉は、経営や会計といったものも含め、多くの要素が関わる広領域の学問です。同時に各領域の専門性も要されます。その点、本学は多種多様な学問領域をその専門家から学べるのも大きな特徴です。

岩瀬氏:昨年のスクーリングで地域福祉について学び、グループワークも盛り上がりました。そうした学びを通し、ソーシャルワークに必要なメゾマクロ的視野が養われていると感じます。そして、スクーリングで色々な職業や立場の人と知り合えるのが、とてもよい刺激になっています。

村田氏:同感です。スクーリングで生まれる出会いは貴重ですね。システムについては、ネットで24時間、いつでもどこでも勉強できるのは本当に便利で、さらに事務的な質問に対しても返信が早く、学びのスピード、テンポが止まることがありません。福祉施設で行った実習は大変でしたが、通常であればできないような経験を通して、たくさん悩み、今までの自分と違う見方を学びました。

Qどんな点が大変だったのですか?

岩瀬 万里子(いわせ まりこ)

岩瀬 万里子(いわせ まりこ)
東京都西東京市在住。企業における障害者の職場への適応・定着を援助するジョブコーチとして活躍中。3年次編入学。

村田氏:私は知的障害者施設での介助支援を実習に選びました。そうした施設の内部にまで入ることはそれまでなかったので、初めて直面した現状が信じられないと、随分悩みました。淡々とした流れ作業が続くことが、思考を停止させ、入所者の方々にとってよくないのではと考えたのです。

教授:しかし、それは手島さんの職場などでは当たり前の現実であり、現場ではそういう視点はないですよね。

手島氏:そうですね。そんな見方もあるのかと、びっくりしました。

岩瀬氏:村田さんの感じ方、意見を聞いて、私もとても驚きました。

教授:その是非は難しい問題ですが、ここからわかるのが、異なる分野の人が異なる視点からの意見を持ち、学び合うということの大切さです。大学はそれが可能な場です。特にスクーリングは、学生同士や対教授と本音で語り合える場でもあり、異なる分野の人たちが共に学ぶことで、新たな視点や考え方を知り、物事を一方からではなく、幅広い視点で捉える力を身に付けることができます。

Qそれぞれに素晴らしいものを得られていますね。

教授:福祉も、これからは最後の看取りまでを考えていかなければいけない時代です。そんな中では、当然、知識やスキルも不可欠ですが、やはり「人」であると感じます。たとえば、村田さんは、成年後見の支援で関わった寝たきりの高齢者の方を、生まれ故郷の島根まで自分自身で付き添ってお連れしたという話を聞きました。そこまでする弁護士さんはいないのでは。

村田氏:そこまで関わることは稀でしょうね。ただ私は、家族がなくて認知症のその方を、もう訪れることをあきらめていた生まれ故郷にもう一度帰らせてあげたいと思ったのです。
それによって、その方の入所されていた施設の人たちも元気になりました。兄弟姉妹にも喜んでいただけました。実現できたのは、福祉を学ぶ環境に支えていただいたことも大きいと思います。大学で、大きな影響を受ける、素晴らしい出会いがあったからです。

教授:福祉を学ぶことには、世の中を変えていくという意味もあると、私は信じています。だからこそ、現場と同時に教育に関わり続けています。

関連情報

願書・資料請求

願書・資料請求

『出願手続要項』やパンフレットなど、入学に関する詳しい資料請求は、こちらからお申し込みください。

資料請求する願書・資料請求

入学説明会日程

入学説明会日程

日本福祉大学 通信教育部では、全国で説明会を開催しています。

入学説明会日程を確認する入学説明会日程

お問い合わせ

お問い合わせ

日本福祉大学通信教育部へのお問い合わせは、電話、FAX、Eメールにて直接受付させていただきます。

お問い合わせフォームはこちらお問い合わせ

ページの先頭へ

ページの終端です