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福祉職×看護職 卒業生対談

今これから求められる
医療と福祉のチーム力
そのかけはしに

福祉職×看護職 卒業生対談

福祉職 × 看護職
卒業生対談

Discussants

超高齢社会に突入した日本。
医療と介護、生活サポートなどの包括ケアの取り組みも進む中で、
早急かつ大きな課題になっているのが福祉と医療の連携です。
その最前線にいるケアマネジャー、看護職という立場で、
福祉を学んだうえでよりよいチームづくりを目指す卒業生がいます。
よい連携には何が必要なのか?
日本福祉大学の通信で学んだ理由や感想を含めて話を聞きました。

(年齢や役職等は取材時のものです)

ひょんなことから福祉の道、医療の道へ

Q明星准教授:自己紹介をお願いします。

安藤 健一(あんどう けんいち)

明星 智美(みょうじょう ともみ)
日本福祉大学 准教授
専門は社会福祉学・公的扶助。主な科目は「公的扶助論」「社会福祉援助技術論Ⅰ」「ソーシャルワークと専門職」「相談援助演習」「相談援助実習指導」など。スクーリングおよび国家試験の受験対策講座も担当し、多くの学生を合格へ導いている。

川村氏:特別養護老人ホームに勤務し、介護職を経てケアマネジャー業務を担当しています。

松元氏:介護の仕事に就いてから准看護師の資格を取得し、現在は療養病棟の准看護師として勤務しながら正看護師の資格取得を目指して看護学校に通っています。

Q明星准教授:お二人とも前は介護職ですね。元々福祉分野への関心が強かったのですか?

松元氏:その前の仕事を辞めた時に介護職の友人の話を聞き、私にもできるかな、という軽い気持ちで始めたのですが、すぐにのめり込みました。
准看護師の学校へ行ったのも、介護をするうえで医療の知識、その資格があった方がいいのではと思ってのことでした。

川村氏:幼い頃、おばあちゃん子だったことから、高齢者福祉への興味はありました。
でも高校の途中までは自動車の整備士になりたいと思っていて、当時付き合っていた彼女、今の奥さんが介護の専門学校へ進学すると言ったので、僕もそうしたというのが実際でした。
ただ、やるからにはステップアップしていきたいという思いがあり、介護職で5年経験を積んでからケアマネの資格を取得しました。

医療現場で感じたニーズへの対応
スキルアップのため大学で学ぶことを決意

Q明星准教授:働きながら、大学で福祉を学ぼうと思ったのはなぜですか?

松元氏:福祉の専門的な知識はなかったので、看護とは違う視点でしっかり学びたいと考えたからです。
医療現場で働き出してから、看護職も福祉の知識がなければ患者さんのニーズに対応できなくなっていると感じていました。看護の学校では福祉のことはほんの少ししか学びませんが、看護職は患者さんと長い時間接する最も近い存在で、多くの場合、疑問などはまず私たちに問われます。入院中の不安を軽減し、手助けできるようになりたいと思っていました。
そんな時、友人が福祉関連の講座を受講しようと役所へ行った時に大学という選択肢を紹介されたようで、そのことを私にも教えてくれました。
ちょうど体を壊して看護学校を一度退学し、先のことを迷っている時で、福祉を専門的に学んでみよう、せっかくなら大卒資格も得たいと考えました。

明星准教授:看護職にも学士が必要と感じるということですか?

松元氏:絶対ではありません。ただ、看護師も最近は、特に規模の大きな医療施設は大学の看護学部卒の人材が増えており、病院によっては学士の有無が役職などにも関わってきます。学士を持っていた方が有利で、ステップアップの可能性も広がります。

川村氏:僕はスキルアップのためです。介護職として7年働いた後、ケアマネとしていきなり相談援助業務を始めて自分のスキルのなさに気付き、対応方法がこれでいいのかと考えることが多々ありました。専門的な勉強をしたいと思い、社会福祉士の資格取得を目指すことにしました。
専門学校も考えましたが、大学の通信で社会福祉士の資格を取得した上司に、学びの内容に加えて職場での待遇面の向上といった利点も含めて勧められたこともあり、大学できちんと学びたいと思いました。

明星准教授:日本福祉大学の通信教育部を知ったきっかけ、選んだ理由は?

川村氏:働きながら学べる大学をインターネットで調べる中、オンデマンド学習が充実していて自宅で勉強しやすいこと、持っている資格が単位認定され、学歴も生かせることが大きかったです。
また、入学説明会に参加した時、相談援助業務を1年間経験すれば社会福祉士の受験資格を得るための実習が免除されると教えてもらい、入学を1年間先送りしました。

松元氏:私も選んだのはほぼ同じ理由です。通学の負担がなく、看護学校卒の経歴を生かして3年次からの編入が可能で、持っていた介護福祉士などの資格が単位認定される制度が整っていたことが決め手でした。
なお、私は在学中にケアマネや福祉住環境コーディネーターの資格を取ったのですが、それも単位認定されました。日本福祉大学を選んで本当によかったと思っています。

勉強は自分流のスタイルとペースで

Q明星准教授:学習はどのように進めましたか?

安藤 健一(あんどう けんいち)

松元 美和(まつもと みわ)
3年次編入学
福岡県在住。高校卒業後、書道の専門学校へ進んでその関連の仕事に就き、介護職に転職してから准看護師の資格を取得。看護の仕事をしながら科目等履修生を経て正科生に。現在は准看護師として療養病棟に勤務しながら、更なるステップアップのため正看護師の看護学校に週3日通学中。

松元氏:当時は日勤のみの日曜休みだったので、帰宅後の1~2時間と休日を勉強にあてました。オンデマンドで講義を受け、確認テストや小テストの間違えたところの確認を繰り返しました。
気分がのっている時にはどんどん進め、疲れたらやめるというスタイル。また、テレビをつけながらの勉強で完全集中ではないのですが、このやり方でケアマネなどの試験も合格しています。

明星准教授:どうすればやりやすいかは人それぞれ。自分のスタイルを早く作ったのがよかったのでしょうね。川村さんは?

川村氏:子どもが3人いて、彼らが起きている間は勉強できないのですが、奥さんが9時に子どもを寝かせてくれ、基本はその後11時までの2時間を勉強時間に充てました。ほぼ毎日ですが、金曜は休んだり、時には家族で旅行に行ったり、お酒を飲みに行ったりと、メリハリをつけてリフレッシュしていました。
また、テスト前などは車通勤の30~40分にオンデマンドの音声だけを聴くことも。試験対策は確認テストや単元ごとのテストをプリントしてファイルにまとめ、それを見直して確認しました。

明星准教授:スクーリングは参加しましたか?

松元氏:残念ながら参加できませんでした。障害者スポーツ研究など、興味ある講座もあったのですが。

川村氏:参加しました。同じ状況の人に会うことで刺激を受け、モチベーションが上がりました。

明星准教授:様々な立場、職種の人が集まるのでいい出会いの場にもなります。

川村氏:スクーリングで職種や年代、立場が違う様々な人の話を聞き、色々な考え方があることに気づくとともに、自分はまだ知識が少ない、もっと頑張ろうと思いました。
それと当たり前のことですが、どの仕事も大変なことがあるんだなぁと感じ、その中で自分には高齢者分野が向いているのではと認識することもありました。

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