熊本県・阿蘇市にて地域学習会が行なわれました

  2007年11月3日、4日に、本学美浜キャンパスにて、「障害者スポーツ研究」のスクーリング(対面授業)が開催されました。2日間で296名の学生の方が参加されました。当日は、本学松井准教授による導入講義にはじまり、必須種目である「水泳の指導法」を含め、事前に選択した他3種目の実技の授業が実施されました。
  本学通信教育部は、通信制では全国唯一の障害者スポーツ指導者資格取得認定校であり、障害者スポーツの実技を含めたスクーリングは通信制では本学のみが実施しております。本授業は、障害者スポーツ指導者(初級)資格(財団法人 日本障害者スポーツ協会認定資格※2)を得るための一環の授業です。資格取得には、今回のスクーリングのほかに、「スポーツマネジメント」「障害者福祉論」「健康と生涯スポーツ」を履修して正科生として卒業し、(財)日本障害者スポーツ協会に申請することが必要です。

※1:オンデマンドコンテンツについては、本通信教育部ホームページにサンプルがございますので、下記アドレスよりご覧下さい。
http://www.nfu.ne.jp/open/lesson/learning_system/ondemand_sample.html
※2:財団法人 日本障害者スポーツ協会ホームページアドレス:http://www.jsad.or.jp/

 
   
 

スケジュール 会場:本学美浜キャンパス

 
スクーリングの様子 会場:美浜キャンパス
   
  1.松井准教授による講義

講義内容:「障害者スポーツの概要(全国障害者スポーツ大会の障害区分と障害の概要)」
担当教授:松井 健 准教授

松井 健 教授 障害者スポーツの概要(全国障害者スポーツ大会の障害区分と障害の概要)

2.本学教授による講義

全6種目の実技から必須種目である「水泳の指導法」、他3種目を「シッティングバレーボール」「車椅子バスケットボール」「ボッチャ」「サウンドテーブルテニス」「フライングディスク」の中からあらかじめ選択し、事前に配布した日程表にそって行動します。
参加者のみなさんは、実際に障害者スポーツを通して、その「楽しさ」と「難しさ」を体験しました。

※(参考)実技種目の概略:実技種目の概略.pdf
 

「水泳の指導法」:必須種目

【実技種目概要】
・プールへの入水、退水の支援方法
・水慣れ、リラクゼーション、レクリエーションの方法など

水泳の指導法
水泳の指導法
水泳の指導法 水泳の指導法
 

「シッティングバレーボール」:選択種目

床に臀部(しり)の一部が常に接触したまま行うバレーボール。コートの広さやネットの高さは、座って行うのに適した高さになっている。

【実技種目概要】
・基本的な練習方法やゲームの方法など

シッティングバレーボール  
シッティングバレーボール シッティングバレーボール
 
 

「車椅子バスケットボール」:選択種目

車椅子に乗って行うバスケットボール。基本的なルールは通常のバスケットボールとほぼ同じ。ゴールの高さも同じ

【実技種目概要】
・車椅子操作、練習方法(ドリブルやシュート)、ゲームなど

車椅子バスケットボール 車椅子バスケットボール
車椅子バスケットボール
車椅子バスケットボール
 

「ボッチャ」:選択種目

重度の障害がある人にも楽しめるターゲット型のボールゲーム。投げる、転がす、他のボールに当てるというプレーによって目標のボール(ジャックボール:白いボール)に近づけることを競う。

【実技種目概要】
・練習方法、ゲームの方法など

ボッチャ ボッチャ
ボッチャ

「サウンドテーブルテニス」:選択種目

視覚障害のある方や低視力の方が楽しむことのできる卓球。動かすと音の出るピン球を用い、音をたよりに転がして打ちあう。

【実技種目概要】
・授業では、アイマスクを使用
・フォーム、サービス、ラリーなどの基本とゲームの方法など

  サウンドテーブルテニス
   
 

「フライングディスク」:選択種目

フライングディスク(フリスビー)を遠くへ投げる「ディスタンス」競技とゴールに向かって正確に投げる「アキュラシー」の2種目がある

【実技種目概要】
・ディスクの投げ方や練習方法およびゲームの方法など

フライングディスク フライングディスク
 
  ■本件に関するお問い合わせ
  日本福祉大学 通信教育部事務室
  電話番号:0569-87-2932
  FAX 番号:0569-87-2308