2009年度「社会福祉士」国家試験(2010年1月実施予定)を想定した受験対策のための地域学習会が地域オフィスと連携して開催されました。今回ご紹介するのは、福岡県と富山県での実施報告です。今年度の社会福祉士の国家試験は、新制度に移行して初めて実施される試験でもあり、新しいカリキュラム体系に基づき、大幅な科目数の増加(計18科目群)とその出題範囲となります。学習会は、それぞれ1日の限定された時間の中で開催されましたが、参加教員からは新規の追加科目を中心にポイントを絞って解説され、昨年度合格した卒業生からの体験談やエールなど、参加された皆さんも熱心に聞き入っていました。
■ 財団法人 社会福祉振興・試験センターHPより(試験の概要及び出題基準などについて)
2009年8月8日(土)開催エリア(福岡県春日市)、参加者:27名
参加教員:通信教育部 明星 智美(助教)
2009年10月18日(日)開催エリア(富山県富山市)、参加者13名
参加教員:通信教育部 明星 智美(助教)
元岡 征志(学習指導講師)
オリエンテーションでは、当日の進め方の説明と合わせて@社会福祉士合格に向けたイメージづくり。A新カリ科目の出題傾向と対策を知る。B受験の覚悟を決める。といった学習会の目的を確認しつつ、明星先生からは試験の合格に向けたメッセージが力強く語られました。(福岡会場)自己紹介では、学習会終了後の情報交換にもつながるように、それぞれの得意科目や不得意科目についてもご紹介いただきました。(富山会場)
明星先生からのメッセージ (福岡会場) |
2009年度より新しいカリキュラム体系に基づく出題範囲となりました。出題の対象となる指定科目はそれまでの13科目から、18科目群へと大幅に拡大され、試験は全部で150問、150点満点で出題されます。毎年の合格ラインは、60%以上の正答率(約90点以上)となっていることなどについて解説されました。(富山会場)
2009年度の試験概要と傾向の解説 (富山会場) |
参加教員からの講義・解説だけでなく、学習会には昨年度、社会福祉士試験に見事合格された卒業生にもご参加いただき、学習の進め方や体験談などをご紹介いただきました。今年の受験を目指す学生からの質問にも、非常に分かりやすく具体的にお答えいただきました。(福岡会場)
合格者へのインタビューとグループ討議 (福岡会場) |
講義では、新たに追加となった6科目(保健医療サービス、福祉行財政と福祉計画、権利擁護と成年後見制度、更生保護、就労支援サービス、福祉サービスの組織と経営)を中心に出題範囲の確認とそれぞれの出題のポイントについて解説されました。参加した学生からは、休憩時間を含めて熱心な質問や意見がありました。(福岡会場、富山会場)
参加教員による講義・解説 (福岡会場及び富山会場) |
1日の学習会で試験対策としては限られた時間ではありましたが、参加された皆さんにとってはそれぞれに「国家試験合格」に向けた「決意」を確認できた日となったのではないでしょうか。参加教員及び通信教育部一同、皆様の合格を心よりご祈念いたしております。
今回の地域学習会は、福岡オフィスと富山オフィスと連携して開催されました。
各事務所にはスタッフが常駐し、高校生・保護者の方、社会人の方などからの大学等に対するご質問などにも直接お答えするほか、福祉人材養成など、様々な取組を展開しております。
【事業内容】
地域連携(地方自治体、社会福祉法人、医療機関、経済団体・企業、NPO等との連携)
高大連携事業(高校生の地域活動支援など
同窓会・後援会支援
入試等に関する相談対応
福祉人材養成(研修事業など)
http://www.n-fukushi.ac.jp/block/index.html
九州・沖縄地域は、最も人口が集積している福岡県福岡市に設置。その中でも、特に多数の商業施設が立地し、たくさんの人々が行き交う天神地区のど真ん中、「福岡ビル」の7階に設置しています。地下鉄空港線「天神駅」と地下連絡通路で結ばれており、雨に濡れることなく、立ち寄ることができます。
JR富山駅南口正面の商業複合施設「CiC」の4階。館内には「とやま駅南図書館」「とやま市民交流館」などもあります。
■本件に関するお問い合わせ
日本福祉大学 通信教育部事務室
電話番号:0569-87-2932
FAX 番号:0569-87-2308