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お知らせ

福祉経営学部 医療・福祉マネジメント学科 スクーリングレポート(福祉・介護のマネジメントとリーダーシップ)

セッションスクーリング『福祉・介護のマネジメントとリーダーシップ』(担当教員:田島誠一教授)がおこなわれました。スクーリングには多様な年齢、職業の方など、約50名の学生が参加しました。本スクーリングのレポートをお届けします。

 

福祉・介護のマネジメントとリーダーシップ

福祉・介護事業体(法人・事業所)のマネジメントの基礎を学び、そのうえでサービスの質を向上させるためのチームワーク、リーダーシップのあり方について学ぶ。

担当教員:田島 誠一教授

1.本科目の目標

(1)マネジメントの基礎を学ぶ

福祉・介護サービスを提供する経営主体(法人)において、理念に基づいたマネジメントが行われることが求められています。施設・事業所は法人の理念を実現するために目的・目標を設定し、その実現のためにサービスを提供しなければなりません。そのためにマネジメントの意義とプロセスを学びます。
この講義では、マネジメントの基礎、マネジメントサイクルの理解、理念に基づく経営の重要性、とりわけサービスマネジメントのサイクルを管理し、ニーズに対応し、サービスを不断に向上するための方法を学びます。

(2)チームワークとリーダーシップ

サービス提供の場面で小規模・小単位化が進行している中で、現場での良質なチームワークの構築は以前にまして重要になってきています。サービス・マネジメントを進めるためには、管理者・マネージャー・リーダー・フォロワ―(メンバー)それぞれの責任と果たすべき役割を理解しなければ、良質なチームワークは実現できません。
この講義では、チームワークの意義と構築のための方法を学ぶとともに、OJTなどの研修や職場内研究活動の実際を学び、チームワークとリーダーシップの実践的なあり方についての理解を深めることを目標としています。

2.講義の構成

1.福祉サービスについての理解、マネジメントの基礎、福祉パラダイム転換とマネジメント

2.総合的な経営の現状、人材育成システムの現状、チームワーク向上の取り組み

3.チームワークとは何か、チーム構成員の役割、リーダーシップとは何か

4.法人の理念とあるべき姿、理念を生かすために期待する職員像、チームワークを高めるための実践紹介

5.グループワーク、全体討議:受講生が持ち寄った福祉事業体の理念は妥当なものか、理念は経営・サービス管理にどのように生かされているか

6.理念を基礎とした経営、マネジメントプロセスとチームワーク、職場文化構築とリーダーシップ、内発的動機による研修研究

7.レポート作成

3.講義の様子

まずは、担当教員による全体講義。経営主体におけるマネジメントの理論ついて、講義がおこなわれました。

担当教員の講義終了後は、ゲスト講師(前田 光泰先生)による福祉現場でのチームワークを高めるための仕組みと、その実践事例が紹介されました。「理念を生かすための組織的な仕組みづくりの実例」や『「専門人性」と「組織人性」を高めるための仕組みづくりの実例』をお話いただきました。それぞれの職場での課題、そしてその具体的な解決策の糸口をつかむことができたのではないでしょうか。

自宅でのテキスト、オンデマンド学習とはまた異なる雰囲気・臨場感で、真剣に学習に取り組んでいます。

 

ゲスト講義終了後はグループワークで理解を深めます。理念がサービス提供とどのようにかかわっているかについて記述した「事前課題」に基づき、「理念が指針となって人材育成がおこなわれているか否か」が議論されました。

グループワークでは、お互いの意見を交わし、要所での教員の指摘が入ります。教員の専門性と、社会人学生の豊かな経験の交流が授業を深めます。2日間、志を同じくする学生同士、意見や価値観の交流がおこなわれました。このつながりが現場に戻った後もネットワークを作り、職場の改善と学生の皆さんのスキルアップにつながっていきます。

本件に関するお問い合わせ

日本福祉大学通信教育部事務室

住所 〒470-3295 愛知県知多郡美浜町奥田
電話 0569-87-2932 (平日 9:30-17:00)
FAX 0569-87-2308
メール tsqa@ml.n-fukushi.ac.jp

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